【艦これ】青葉「司令官を酔わせて取材しちゃいました!!」
口が固い司令官を酔わせて秘密を聞き出しちゃいます!
今回は翔鶴さんと瑞鶴さんがまさかの・・・!
前スレがありますが、読まなくても大丈夫です!(長いので切っただけです!)
司令官が語る映像【宴会場】【鎮守府】視点とそれを見る艦娘たちの【試写会場】視点がある、だけ。
ではさっそく行ってみましょう!
前スレ 青葉「司令官をグデングデンに酔わせてインタビュー!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1426429109/l50
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1426905375
提督『仲の良い姉妹艦って良いよな』
青葉『青葉も衣笠と仲良しですよ!』
提督『そうだけど、青葉と衣笠は親友というか、姉妹っぽくはないかな?』
青葉『そうすると、一番仲良しな姉妹艦って・・・?』
青葉『いえいえ、翔鶴さんと瑞鶴さんじゃないですか、やっぱり!』
提督『ああ、あの二人かあ』
青葉『おやおや、何があったんですか~~~?』
提督『うーん、これは喋っていいものか・・・』
提督『ゴクゴク・・・う~い、じゃあ喋っちゃうか~!』ヘロヘロ
青葉『取材成功です!』
提督『ああ、脳裏に蘇るあの修羅場・・・』
青葉『おやおや、仲のいいあの姉妹の嫉妬合戦ですか。いいですねー!』
瑞鶴『ふ~ん、で、提督さんは』
翔鶴『私と瑞鶴』
瑞鶴『どっちを選ぶのかしら!?』
提督『ええええええええ!?そういう話じゃないだろう!?』
翔鶴・瑞鶴『さあ!!どっち!!??』
提督『(ああ。ボタンの掛け違いさえなければ・・・そう、最初の瑞鶴の誘いの時点で)』
瑞鶴『ふんふ~ん♪ 今日は任務も出撃も無し、珍しくオフの日だわ』
瑞鶴『そういえば提督さん、今日は街の方へ行くって言ってたっけ』
瑞鶴『・・・』
瑞鶴『ちょっと・・・連れてってもらおうかしら///』
瑞鶴『(私は街を見たいだけ、そう、遊びに行きたいだなんだから)』
瑞鶴『(提督さんと二人で、だけどね///)』
提督『たまには息抜きしないとな、あと日用品も欲しい』
瑞鶴『て、提督さん!』
提督『ん?なんだ瑞鶴』
瑞鶴『わ、私も一緒に街へ行きたいかなあ、なんて』
瑞鶴『別にそんなこと思ってないもん!』ムー
瑞鶴『とにかく!お昼に門の前で待ち合わせだからね!』タッタッタ
提督『分かった・・・ってもう行っちゃったし・・・』
提督『え?二人きり・・・?』
瑞鶴『(提督さんとデート、提督さんとデート!)』
瑞鶴『やったわ!やっぱり私は幸運の空母なんだわ!』
瑞鶴『そうと決まれば・・・ちゃんとおめかししないとね///』
翔鶴『瑞鶴と一緒にいたいけど、見当たらないし・・・』
翔鶴『もう、あの娘どこに行ったのかしら?』
翔鶴『そういえば今日は出撃が無くって、提督もお休みでしたね』
翔鶴『・・・・・・』
翔鶴『私も・・・ちょっと頑張ってみようかしら///』
提督『なんだ、今度は翔鶴か』
翔鶴『(今度は・・・?)あの、今日はお休みですよね』
提督『ああ、やっぱりな』
翔鶴『(やっぱり・・・?)』
提督『(そりゃそうか、二人っきりは流石にありえないだろう)』
提督『いいぞ、お昼に門の前で待ち合わせだな』
翔鶴『え、ええ。ではそれで///(て、提督の方からお誘いだなんて)』
提督『ハハ、そんなに照れることないさ(三人で行くんだから)』
翔鶴『そんな、恥ずかしいですよ(二人っきりで出かけるんですから)』
提督『なんだ、いつものその格好で良いじゃないか』
翔鶴『そんな訳にはいきません!ではまた後で!』バタン
提督『行ってしまった』
提督『街に買い物に行くだけなんだが』
翔鶴『(・・・いっぱいオシャレしなくっちゃ///)』
それでは昼食の準備のため中座します、よろしくお願いします。
瑞鶴『あれ、翔鶴ねえもお出かけ?』
翔鶴『ええ、ちょっとね』
瑞鶴『ふーん(誘ってあげたいけど・・・ごめんね、今日はデートだから///)』
翔鶴『(瑞鶴ごめんなさい・・・今日は提督と二人っきりでいたいの///)』
翔鶴『そ、そうかしら・・・?瑞鶴こそ、今日は可愛らしい服装じゃない?』アセ
瑞鶴『べ、別にいつも通りだと思うけど!?』ビク
翔鶴・瑞鶴『・・・・・・・・・』
瑞鶴『あ、そろそろお昼』
翔鶴『お昼ね、行かなくっちゃ』
翔鶴・瑞鶴『『えっ・・・?』』
翔鶴『ぐ、偶然ね』
瑞鶴『うん、偶然だね』
瑞鶴『え!?あの・・・ちょっとそこまで、ね』
翔鶴『ふうん』
瑞鶴『そう言う翔鶴ねえはどこへ行くの?』
翔鶴『え、私!?』
翔鶴『私もちょっとそこまで、ね・・・?』
瑞鶴『?』
翔鶴『(どこか適当な所でお別れしなきゃ)』
瑞鶴『あれ、翔鶴ねえも街へ行くの?』
翔鶴『ええ、そうよ。瑞鶴もなの・・・?』
瑞鶴『うん』
翔鶴『そう・・・』
翔鶴『(珍しく瑞鶴が誘って来ないわ・・・助かるけれど・・・)』
翔鶴『(ああ、もう門についてしまう・・・)』
瑞鶴『(門についちゃうわね)』
瑞鶴『(素直に待ち合わせがあるって言ってやりすごそうかしら)』
瑞鶴『翔鶴ねえ、私ここで待ち合わせだからー』
翔鶴・瑞鶴『『えっ?』』
瑞鶴『(翔鶴ねえの待ち合わせの人って)』
提督『おう、待たせたな二人とも!』
翔鶴・瑞鶴『『やっぱり・・・』』
提督『?』
提督『最初は瑞鶴と二人っきりかと勘違いしてたよ』ハハハ
瑞鶴『そうね』ツーン
翔鶴『そうですか』ツーン
翔鶴『なんでもありません!』
提督『?』
提督『とにかく行こうか』スタスタ
翔鶴・瑞鶴『『はいっ』』
翔鶴『!?』イラ
提督『まぁ、そうだな』
翔鶴『瑞鶴、それは先に声をかけたというだけでしょう?』
瑞鶴『うん、そうだね。翔鶴ねえ、私が先だからって気にすることないよ!』
翔鶴『・・・』イライラ
瑞鶴『!?』イラ
提督『ん、それは先に瑞鶴の話があったからな。三人で行くのかと』
翔鶴『ええ、そうです。私もお誘いしようと思っていたところでした』
翔鶴『でも”提督から”声を掛けて頂いたのが嬉しかったんです』
提督『そうか、まあ楽しいお出かけにしような』
翔鶴『はい♪』
翔鶴『元は”あなたが”誘ったんでしょう、行くわよ?』
瑞鶴『!?』イライラ
瑞鶴『ええ、”私から”誘ったんですものね。”誘われた”翔鶴ねえとは違って』
瑞鶴『(そんなつもりしか無いくせにーー!)』
瑞鶴『行きましょうか・・・うふふふふ』ゴゴゴゴゴ
翔鶴『ふふふふふ』ゴゴゴゴゴ
提督『(あれ何か今日二人とも雰囲気おかしくない?)』
瑞鶴『まだよ』
翔鶴『私も・・・』
提督『よし、ファミレスで腹ごしらえしていくか』
提督『それくらいならおごっちゃる』
瑞鶴『やったあ!流石提督さん気前がいい!このこの~!』
瑞鶴『えー、別に失礼じゃないし。ね、提督さん?』
提督『まあ、そうかな』
瑞鶴『”いつも通り”だよこれくらい!』ヘヘン
翔鶴『そ、そう・・・』
翔鶴『(でないと・・・瑞鶴に取られてしまいそう・・・)』
提督『よし、入るぞ』
翔鶴『はい(・・・えいっ///)』ピト
提督『えっ(しょ、翔鶴が・・・俺に腕を絡めてきて!?)』
翔鶴『ど、どうしました、提督///』
翔鶴『きょ、今日はせっかくのお出かけですもの///』
翔鶴『提督・・・お嫌ですか?』
提督『そ、そんなことはないぞ・・・。むしろ嬉しいっていうか///』
翔鶴『ありがとうございます///』
瑞鶴『・・・』ムムム
提督『お、おい!瑞鶴まで///』
瑞鶴『何よ、翔鶴ねえは良くって私は駄目なの!?』
提督『そんなことはないが・・・(両腕に華じゃないか!)』
瑞鶴『ふんっ!じゃあ行くわよ!』
提督『(翔鶴の!翔鶴の胸の感触が腕にっ!)』
提督『(鎮まれ・・・鎮まれ俺の提督!)』
瑞鶴『(提督さんったら、翔鶴ねえの方ばっか見て)』ダキ
瑞鶴『私だって・・・ちょっとはあるんだから・・・ぐすん』ペターン
チャラララチャラララ
店員(男)『リア充死ねよ(いらっしゃいませー)』
提督『三人、禁煙で』
店員(男)『爆 ぜ ろ (あちらの席へどうぞー)』
提督『(何か店員さんの声に怒りが含まれてる様な?)』
翔鶴『はい!』
瑞鶴『お腹減っちゃったわ!』
提督『(え、何で二人が向かい合わせで座ろうとするの!?)』
提督『(おかしくない!?』
提督『(そして俺はどっちの隣に座ったら・・・!?)』
翔鶴『・・・・・・』スッ
提督『(お、翔鶴が奥の方へ)』
提督『(じゃあこっちで良いか)失礼』
翔鶴『はいっ!』ニコ
瑞鶴『あっ・・・』
瑞鶴『ちょっと提督さん、何で私の方じゃなくって翔鶴ねえの隣に座るのよ!』
提督『えぇ!?』
提督『たまたま翔鶴が奥に行ってくれて、席が空いたからだけど・・・』
翔鶴『そうよ、瑞鶴。たまたまよ?』ニコッ
瑞鶴『へぇ、そういうことするんだあ・・・』カッチーーーン
提督『何か今、どこかでゴング鳴らなかった!?』
提督『普段鳳翔さんの料理食べておいて何を言うか』
瑞鶴『確かにそうなんだけれど・・・たまには高級料理じゃなくって』
瑞鶴『シンプルなモノ食べたいって気分、あるでしょ?』
提督『カップメンとか異常に食べたくなるときあるもんな』
瑞鶴『でしょでしょ!?』
翔鶴『もう、瑞鶴・・・話をそらさないの』
翔鶴『まずはメニューを選びましょう』
翔鶴『うふふ、しょうがないんだから』
瑞鶴『ふーん、だっ』
提督『(微笑ましい姉妹仲だ)』
提督『(さっきの雰囲気は気のせいか)』
提督『ふむ・・・どうするかなー』
瑞鶴『!?』
瑞鶴『何二人して仲良くメニュー選んでるのよ!私は仲間外れ!?』
提督『(翔鶴の頭が俺のすぐ近くにあって・・・)』
提督『(おお、髪が・・・あの綺麗な銀髪に俺の鼻息がかかりそうでヤバイ!)』
提督『(無心・・・無心だ、俺!すごい良い匂いがするとか気づいちゃいけない!)』
提督『(あぁ、でも花の香りの様な・・・)』
提督『(清楚な翔鶴にはピッタリの匂いだ)』ポワー
翔鶴『もうひとつ同じメニュー表があるでしょう?』
翔鶴『はい、瑞鶴はこっちを使ってね?』つメニュー表
瑞鶴『むむむ・・・』
店員『お冷お持ちしました(何がむむむ、だ)』カタン×3
提督『そうだぞー(翔鶴と仲良く選びたかったんだろうけれど)拗ねるなよなー』
瑞鶴『(うぅ・・・ガマンガマン・・・見てなさいよ、翔鶴ねえ!)』
瑞鶴『まずは料理を選ぶっと・・・』
提督『クス』
翔鶴『ふふ』
瑞鶴『何よ、二人して笑っちゃってさー』
提督『いや、予想通りというか似合っているというか』
瑞鶴『はいはい、どうせ私はお子様ですよー、だ』
提督『そんなこと思ってないさ』
提督『瑞鶴もちゃんとレディだってこと、分かってるからな』ポンポン
瑞鶴『~~~~~っ!』
翔鶴『・・・・・・』
提督『(なんだ、急にしおらしくなって)』
提督『(せっかくだし・・・ちょっとイタズラしてみるか)』ソワソワ
提督『(前から瑞鶴のツインテール、引っ張ってみたかったのだ)』フフフ
翔鶴『・・・・・・』
提督『(下向いちゃったし・・・チャンスか?)』
瑞鶴『(あれ、提督さんの手・・・伸びてきて・・・)』
瑞鶴『(え!? わ、私の髪に・・・?)』
瑞鶴『(私、何されちゃうの?)』ドキ
瑞鶴『(目・・・明けてられないよぉ)』キュッ
提督『(ちょっとしたイタズラのつもりなのに、妙に緊張するな)』スッ
提督・瑞鶴『・・・・・・』ドキドキドキドキ
カタンッ!
翔鶴『お水・・・美味しいですね?』ニコ
提督・瑞鶴『『ひぃ!!』』
翔鶴『提督・・・私たちもお料理、選びましょう?』
提督『ア、アイサー!!』
翔鶴『提督・・・何か?』
提督『こ、このパスタなんかいいんじゃないかな!うん!』
翔鶴『あら・・・そうですね。では私も同じものを』
提督『お、おう。注文どこかなー』アセアセ
瑞鶴『注文もしたし、後は待つばかりね』
瑞鶴『早く来ないかしら!』ソワソワ
提督『ハハ、そんな早くは来ないさ』
翔鶴『ふふ、じゃあメニューは片付けてしまいましょうか』
翔鶴『ええ』
提督『ほら、こっちも』つメニュー表
翔鶴『はい・・・あら』ピト
提督『おっと、手が当たったな。すまない』
翔鶴『私と比べると、ほら・・・おっきいです』ギュ
提督『(だからと言って手を握る必要はあるだろうか、いやない!)』
瑞鶴『(翔鶴ねえめ・・・提督さんの隣ってことを利用して!)』
翔鶴『あっ・・・失礼しました。提督の手が気になってしまってつい・・・』
翔鶴『それに、全然嫌じゃありませんでしたから・・・大丈夫です』ニコ
提督『急にびっくりしたよ、もう』デレデレ
瑞鶴『(ワザとに決まってるじゃない!私が隣だったらそうするもん!)』
瑞鶴『(それに翔鶴ねえの運で、あんなラッキーなこと起こるわけないじゃない!)』
提督『デレデレなんてしてないぞ、驚いただけだ』ゴホン
翔鶴『そうよ、瑞鶴。これは事故なんだから』
翔鶴『”たまたま”提督が隣に座って下さったから、ね?』
瑞鶴『~~~~!』
瑞鶴『(見てなさいよー、翔鶴ねえめ~~!)』
瑞鶴『!!』ピコーン!!
瑞鶴『提督さん提督さん、今日は禁煙席で良かったの?』
翔鶴『え?』
提督『いや、別に吸わなくて大丈夫だぞ?』
瑞鶴『翔鶴ねえはしばらく出撃ばっかだったから知らないのね』
瑞鶴『提督さん、最近任務の合間に一本だけ吸うのよ?』
翔鶴『そう・・・だったの・・・』
瑞鶴『”ずっと提督さんの隣にいた”から知ってるだけだけどね』フフーン
翔鶴『・・・』
提督『今日はオフの日だし、煙草も持ち歩いていないよ』
翔鶴『でも提督・・・煙草はお身体に悪いですし、その・・・』
提督『実は煙草、俺も好きじゃないんだけれどなあ・・・』
瑞鶴『それで、好きでもないのに慣れるために鎮守府で吸って練習してるって』
提督『なんだ、覚えてるじゃないか。だからオフの日は別にいらないの』
瑞鶴『ふふ、吸ってる時にむせて大変だったものね』
提督『そっちは覚えてなくていいわい!大変だったんだぞ!』
瑞鶴『やーよ、忘れてあげないんだから♪』
瑞鶴『翔鶴ねえも見たことある?むせてる提督さん-――』
瑞鶴『って・・・そっか。知らなかったんだよね?ごめんごめん』ニシシ
翔鶴『くぅぅ・・・(瑞鶴ったら調子にのって~)』ワナワナ
翔鶴『例え付き合いとは言え、やはり軍人として煙草は-――』
提督『あー、俺もそう思ってたところだよ』
提督『とはいえ、付き合いの場で本部の意向が話題になる時もあるしな』
提督『それを知ってるかどうかで、お前たちのサポートの仕方も変わってくるんだ』
翔鶴『提督・・・私たちのために』ジーン
翔鶴『!?』
提督『そ、そうか///』
瑞鶴『うん、大人の男の人って感じで良いと思う!』
提督『そ、そっかー。格好良いかー』
提督『じゃあ続けようかなあ、煙草』デレ
瑞鶴『なんでよー、本当に格好良いんだからいいでしょ?』
瑞鶴『ま、見たことない翔鶴ねえには分からないと思うけど』ドヤア
翔鶴『・・・・・・!!』カッチーン
提督『は、はい!』
翔鶴『すぐに禁煙、してください』
提督『え、でも瑞鶴は格好良いって・・・』
翔鶴『禁煙、してくれますよね?』ニコ
提督『そうだな禁煙しようそうしよう』ガクガク
翔鶴『瑞鶴も・・・それで構わないわよね?』ニコォ
瑞鶴『ひっ・・・』
瑞鶴『ハイモンクハアリマセン』
翔鶴『(1回くらいは、見たかったな・・・)』シュン
提督『(なんだろう、今日は翔鶴が何故か怖い)』
提督『(よっぽど煙草が嫌いなんだろうか)』
瑞鶴『私は逆に秘書艦ばかりね』
瑞鶴『何か考えがあるの、提督さん?』
提督『もちろんさ』
提督『秘書艦の仕事は完璧だし、瑞鶴に追いつくようにドンドン練度を上げてもらいたい』
翔鶴『まあ・・・完璧だなんて、ありがとうございます』
瑞鶴『えぇー、じゃあ私は秘書艦の仕事完璧じゃないっていうの?』プンスカ
提督『俺と同じですぐサボろうとする癖に何を言うか』
提督『お前が元気になるのはご飯時だけだからな・・・』
翔鶴『提督・・・やはり私が秘書艦に戻ったほうが・・・』
提督『だ、大丈夫だって。サボったりしないよ・・・な、瑞鶴?』
瑞鶴『翔鶴ねえ、サボってないのは本当だよ?』
提督『慣れないなりに努力して、意外とちゃんとしてるよな』
瑞鶴『(提督さんの横にいるんだから)当たり前じゃない///』
翔鶴『そうですか・・・(私じゃ役にたたないのかしら・・・)』
翔鶴『え?』
提督『お前は俺に、ちょっと優しすぎていかん』
翔鶴『ええっ///』
提督『一方瑞鶴を見てると俺がしっかりしなきゃと思う分、サボる気が起きん』
瑞鶴『何それ、ふてくされるぞー』ブー
提督『戦場での活躍はやっぱり瑞鶴が目立つけれど』
提督『翔鶴が秘書艦だと、仕事は片付けてくれる上に』
提督『提督は休んでください、なんて言うだろ』
提督『いやほんと、もうちょっと俺に厳しくするべきだわ、翔鶴は』
瑞鶴『うぅ、翔鶴ねえが優秀なのは事実だから言い返せないや・・・』
瑞鶴『(さっきは怖かってけれどね)』
提督『という訳で、今度秘書艦やるときは俺がサボらんように』
提督『厳しく見てくれ、いいな翔鶴』
翔鶴『特に甘やかしているつもりもありませんし、どうしたら・・・』
提督『だから、俺がサボりたい―なんて言った時にだな』
翔鶴『・・・・・・』
翔鶴『ホントはちゃんとやるべき事をなさる方だって、私知ってますから』ニコ
提督『はぅ・・・!』
瑞鶴『翔鶴ねえが天使すぎて口が挟めない』
翔鶴『?』
提督『(雷、瑞鳳に続いてこんなところにも駄目提督製造機が!)』
提督『翔鶴、ちょっとお前今俺を叱ってみろ』
翔鶴『はい!?』
瑞鶴『提督さんって時々意味わかんないこと言うわね・・・お疲れかしら』
翔鶴『で、でもそんな・・・恥ずかしいです///』
提督『すぐ済むから、ほんとにちょっとだけ、何もしないよ?』
瑞鶴『何の話ねえこれ何の話!?』
瑞鶴『(嫌がる部下に叱ってくれと必死に頭を下げる上官・・・)』
瑞鶴『(私って男を見る目が無いのかしら)』
瑞鶴『(そんな男に迫られて頬を染めるお姉ちゃん・・・)』
瑞鶴『(不幸だわ・・・)』
瑞鶴『あのねえ、ここがお店の中だってこと忘れてない!?』
提督・翔鶴『『あ・・・』』
瑞鶴『まったく、何で私がツッコミ役やんなきゃならないのよ』ハア
瑞鶴『でもまあ、提督さんの言い分にも一理あるかもしれないわ』
翔鶴『ええ、ちょっと瑞鶴・・・!?』
瑞鶴『えぇ、だってさ翔鶴ねえ』
提督『加賀さんを見ろ、俺がやらかした時の無表情の怒り・・・あれ心に来るから』
提督『あの人の期待に答えようとして成長した面もあるぞ俺』
提督『まあ今では加賀さんにも信頼されてると・・・思いたいなうん・・・大丈夫かな?』
翔鶴『(えぇ、きっと提督を慰めようとして)』ヒソヒソ
翔鶴『(でもどう慰めていいか分からなくって・・・という感じでしょうね)』ヒソヒソ
瑞鶴『(加賀さん・・・不器用すぎるよ・・・)』ハア
提督『ん、どうかしたか?』
瑞鶴『な、何でもないわ!』カガサンガンバッ
翔鶴『(そして妻となった時にはもっと・・・)』///
瑞鶴『(えっ何でここで頬染めるの!?)』
瑞鶴『(我が姉の精神が不安でならないわ)』
翔鶴『五航戦・翔鶴。提督を叱らせて頂きます!』
提督『よっしいいぞー、それでこそ俺の空母!本気で来い!』
翔鶴『あらいやだ・・・俺の空母、だなんて///』
瑞鶴『私ももう嫌だこの鎮守府』
先月のバレンタインでSS初めたペーペーです、はい
提督『始めるぞ』
提督『あぁ~、仕事ダリィわ~ちょっとPCで暇つぶししよ』
瑞鶴『(なんか茶番始まった!?)』
翔鶴『こ、こら・・・て、提督ったら!サボっちゃいけません』(棒
瑞鶴『(翔鶴ねえ演技下手すぎぃ)』
翔鶴『うぅ・・・』
提督『このままだと提督駄目になっちゃうな~』
翔鶴『そんな・・・私のせいで提督が・・・』
翔鶴『提督がいい歳した大人のくせに働きもせず、勉強もせずに部屋でパソコンだけいじっているようなダメな大人になってしまうわ、どうしまよう瑞鶴!?』
瑞鶴『妙にリアルな駄目大人像やめてくれない翔鶴ねえ!?』
提督『(やばい、翔鶴いじめるの楽しい)』
提督『叱ってくれないとな~駄目提督になっちゃうな~?』
提督『(おお、翔鶴が困ってる、困ってる表情が可愛いぞ~!』
瑞鶴『これもうすでに駄目提督じゃ・・・』
提督『瑞鶴それ以上いけない』
提督『(ちょっと困らせすぎたか、もうやめよう)』
翔鶴『提督・・・サボっちゃ・・・めっ!』ポカポカ
提督『はわわわわ!?』
提督『(翔鶴が・・・子供がイヤイヤをするように)』
瑞鶴『(涙目で提督さんをポカポカ殴って・・・)』
提督『(可愛い)』
瑞鶴『(翔鶴ねえ可愛すぎる)』
提督『はい!』
翔鶴『きちんと仕事して・・・くれますか?』
提督『もちろんです!(涙目上目遣い頂きましたー!)』
瑞鶴『(これはズルイわ・・・)』
翔鶴『はい、お任せ下さい♪』
提督『(この世にも女神がいたか)』
瑞鶴『提督さん、また叱られたいなんて思ってないでしょうね?』ジト
提督『まさかそんな、ハハハ・・・』ギク
瑞鶴『艦載機の手入れしとかなきゃ』ツーン
瑞鶴『いただきまーす』
提督『うん、中々美味しいじゃないか』
翔鶴『はい』
瑞鶴『モグモグ・・・このハンバーグも中々』
瑞鶴『ま、鳳翔さんの料理には負けるけどねー』
翔鶴『鳳翔さんの料理と比べたら、大抵の料理は勝負にならないわよ?』
瑞鶴『モグモグ・・・でも、これもいいわね!』
提督『瑞鶴はホントに美味しそうに食べるなあ』
提督『え、いやそういうわけじゃ・・・』
瑞鶴『もう、しょうがないなあ』
提督『へ?』
瑞鶴『ほら、一口あげる・・・あーんして、あーん』
翔鶴『はぅ!?』
提督『(何で自分が使ってたフォークで”あーん”するかなあ!?)』
瑞鶴『?』
瑞鶴『マズくなんてないってば、美味しいわよ?』
瑞鶴『ていっ』ヒョイ
提督『いやそういう意味じゃ・・・はむっ』
瑞鶴『どう、提督さん美味しいでしょう?』
翔鶴『~~~~っ///』
提督『モグモグ・・・お、おいひいよ(味なんて分からんわ)』
翔鶴『て、提督にあーん・・・提督にあーん』ガクガク
瑞鶴『翔鶴ねえも変だしって・・・あっ』
瑞鶴『(だって今提督さんにあーんって・・・あーんって・・・)』
瑞鶴『(だ、誰か私を殺してえ///)』プッシュー
翔鶴『提督・・・私のパスタも美味しいですよ?味わってみませんか!』
提督『いや翔鶴と俺は同じ料理頼んだじゃん』
翔鶴『ガーーン』
翔鶴『私の・・・バカ・・・』
提督『(危ないところだった・・・)』
提督『(流石に二人にやられたら恥ずかしくて持たない)』
提督『そんなに!?』
瑞鶴『翔鶴ねえ、これは流石に・・・ゴメン・・・』
翔鶴『いいのよ瑞鶴・・・私はあなたさえ幸せでいたら』
提督『お姉ちゃんの愛が重くないですかね!?』
瑞鶴『被害担当艦根性を日常に持ち込んじゃダメ!』
提督『と、とにかく全部食べてしまおう!』
瑞鶴『美味しかったわね』
翔鶴『ええ、とても』
提督『さて、食べ終わったことだしそろそろー』
店員(女)『失礼致します、旦那さま、お嬢様がた』
翔鶴・瑞鶴『?』
店員『そろそろデザートなどお持ち致しましょうか?』
瑞鶴『そんなの私たち頼んでない―』
提督『!!』ピコーン
提督『では、オススメを紹介してくれ給え』
店員(女)『はいっ、旦那さま♪』
翔鶴『提督・・・これは一体・・・?』
提督『彼女たちメイドや執事が主である俺たちに尽くしてくれるという設定―』
店員(女)『こほん、ご主人様?』ニコ
提督『おおっと、デザートのメニューを見せてくれたまえ』
店員(女)『はい、こちらとこちらがオススメでございます♪』
瑞鶴『はへー』
翔鶴『何となく分かったような・・・?』
提督『さっきもご主人様、お嬢様と呼ばれたろう?』
提督『そういう気分を味わうのが醍醐味なのさ』
店員(女)『はいっ、なんなりとお申し付け下さいませ!』
翔鶴『なるほど・・・』
翔鶴『前に漣ちゃんが着ていたお洋服に似ていますね』
提督『メイド服、だな』
提督『こういうお店があることもアイツから教えてもらったんだ』
店員(女)『あそこのお店の方が老舗で有名ですねー』
店員(女)『うちは、今月にオープンしたばっかりですから』
瑞鶴『何それ、人気店の二番煎じってこと?』
店員(女)『』ピキピキ
翔鶴『もう瑞鶴ったら・・・すみません』
店員(女)『(否定できない・・・否定できないけど悔しいわ)』ピキピキ
瑞鶴『あっ、ごめんなさい・・・』
店員(女)『い、いえいえ』グヌヌ
店員(女)『(どちらとも恋人ってわけではなさそうね、妙に親密だけど)』
店員(女)『!!』ピコーン
店員(女)『(腹いせにちょっとかき回してやろうかしら?)』フフフ
提督『ええ、とても可愛いいですね』ニコ
店員(女)『え///』キュン
提督『ほんとに可愛い服ですね。うちの漣が羨ましがりそうだ』
提督『今度、連れてきてやろうかな?』ハハハ
翔鶴『・・・』ム
瑞鶴『・・・』ムカ
店員(女)『(あちゃあ、女の子たちからの視線が痛い)』
店員(女)『(・・・ええい、ままよっ)』
店員(女)『そうなんですよー、特にこの袖とスカートのフリル!』
提督『確かにこういうの、男にはぐっときますねー』
提督『ドキっとしちゃいます』ポワー
瑞鶴『(提督さんったら・・・デレデレしちゃってさー)』ムカムカ
店員(女)『何ならご指名頂いても・・・うふふ♪』
店員(女)『ね、ご主人様?』
提督『う、うお!わ、分かりました///(俺の手をぎゅって握って!)』
提督『か、考えておきます!』デレデレ
翔鶴『(さり気なく提督の手を握るなんて・・・なんて卑怯なんでしょう!)』ムム
店員(女)『不快にさせてしまったら申し訳ありません、ご主人様』
提督『いえいえ、嫌だなんてとんでもない』
提督『(この店員さん可愛いし、正直ドキっとした)』
提督『ん、なんだか横からと正面からの視線が痛いような・・・』
提督『あっ・・・』
瑞鶴『提督さんもなんか嬉しそうだよねー』シラー
翔鶴『いやらしい・・・』ボソッ
提督『(もうこのまま何事もなく下がってくれ・・・メイドさん)』
店員(女)『これ以上は”彼女さん”に怒られちゃいますよね?』
提督『へ?』
翔鶴・瑞鶴『!?』
翔鶴・瑞鶴『!!??』
提督『へっ・・・いや、ちょっと・・・!』
店員(女)『何ですかぁ、ご主人様?』
提督『いやあのですね、今の発言を訂正・・・』
店員(女)『デザートを準備しないと!急いでお持ちしますので!』
店員(女)『失礼致します!(ザマミロ、色男!)』ダッシュ!!
提督『(ば、爆弾落として行きやがったぁぁっぁぁぁぁぁあ!?)』
提督『・・・・・・』
提督『・・・・・・・・・』
提督『(怖くて振り返れない)』
提督『(提督の彼女に見られるなんて冗談じゃないわ、とか)』
提督『(恥ずかしいです/// とかで終わる、そんな感じうんそんな感じ)』
提督『(大丈夫大丈夫・・・よーし、振り返るぞー)』
翔鶴『・・・・・・・・・』ゴゴゴゴゴゴゴゴ
瑞鶴『・・・・・・・・・』ゴゴゴゴゴゴゴゴ
提督『』
提督『は、はい!』
瑞鶴『参っちゃうわよね、瑞鶴がメイド服似合うなんて』
瑞鶴『確かに可愛いとは言ったけどさー』
瑞鶴『似合うわよね?』ズイ
提督『いや、あの』
瑞鶴『似合うわよね?』ズズイ
提督『はい、似合うと思いマス!』
提督『翔鶴・・・』
提督『(良かった、翔鶴はまともだったか・・・)』
翔鶴『メイドさんは私に”メイド服が似合う”って言ったんですもの』
提督『』
翔鶴『提督?』ジッ
提督『はい、似合うと思いマス!』
瑞鶴『ちょっと、提督さんは最初、私が似合うって言ったのよ?』
翔鶴『あんなの、言わせたようなモノじゃない!』
翔鶴『私はただ黙って提督のことを見ただけよ?』
瑞鶴『ソッチの方が怖いわよ!』
提督『(まずいな・・・ケンカになってしまいそうだ)』
翔鶴『気のせいでしょう、だって彼女は私の方を見ていたもの』
提督『(そして最後に矛先が向かう先は)』
瑞鶴『うぬぬぬぬ!』
翔鶴『むぅぅぅぅ!』
翔鶴『提督、どう思われますか!?』
提督『俺なんだよなあ』
提督『(何故言い合いになっているかはこの際、考えない様にしよう)』
提督『(でもこれ、どっちが似合うと答えても角が立つな・・・)』
瑞鶴『どっち!?』
提督『(・・・・・・よし)』
提督『(誤魔化すか)』スウ
提督『ど っ ち も 可 愛 い !!!』
翔鶴『えぇ///』
提督『という訳でまずは瑞鶴、お前のメイドさんパターンから行くぞ』
瑞鶴『え・・・パタ・・・ちょっと、どういうこと?』
提督『(このまま勢いに任せて突っ走る!)』
瑞鶴『も、妄想?』
提督『ちなみにメイド瑞鶴の服装は―』
瑞鶴『メイド瑞鶴って何!?』
提督『古典的な紺のブラウスに白エプロン、ロングスカートだな』
提督『ふぅ、ようやく一区切りか』
メイド瑞鶴『ご主人様さま、やっと仕事終わり!?』
提督『こらこら、雇い主に対してなんて言葉遣いだ』ナデナデ
メイド瑞鶴『えへへ~』
メイド瑞鶴『そう思って、用意してきたわ』
提督『お、気が利くじゃないか』
メイド瑞鶴『丁度私も飲みたかったところなの!』
提督『ご主人への給仕がついでとは・・・とんだメイドだな』
提督『まさか、これからも頼むよ』
メイド瑞鶴『えっへん。それより、お仕事終わったんでしょ?』
提督『まあ、今日の分はな』
メイド瑞鶴『じゃあさじゃあさ、お出かけしようよ、お出かけ!』
メイド瑞鶴『丁度、街に面白い見世物が来ているみたいなの!』
提督『ああ、そういえば話題になっていたな』
メイド瑞鶴『すっごく流行ってるの、もう私、行きたくってウズウズしてるんだから!』
提督『お前、昨日は休みだったろう。行けば良かったじゃないか』
メイド瑞鶴『だって』
メイド瑞鶴『ご主人様と一緒に、行きたかったんだもん』ニシシ
提督『今日はもう仕事もないし、一緒に見に行こう』
メイド瑞鶴『うん!』
瑞鶴『そうと決まれば・・・こうしちゃいられないわ、行きましょう!』
提督『え、っちょ・・・俺まだコーヒーも飲んでない―』
提督『あっち・・・アチチ、急かすなよ、瑞鶴』
メイド瑞鶴『飲んだわね、じゃあ行くわよ!』
提督『おい、手引っ張るな・・・外套を羽織れないだろう!?』
メイド瑞鶴『そんなのあと、後!』
提督『ああ』
提督『でもな、もうちょっとゆっくりしたって、見世物は逃げないぞ?』
メイド瑞鶴『だーめ、ご主人様ったら最近、仕事が忙しくって』
メイド瑞鶴『ちっとも私に構ってくれなかったんだから!』
メイド瑞鶴『あら、瑞鶴がメイドじゃ、ご不満?』
提督『それはさっき聞いた』
メイド瑞鶴『うふふ、そうね』
提督『そうさ』
メイド瑞鶴『私が隣にいる以上』
メイド瑞鶴『ゆっくりなんてさせてあげないんだから・・・ね、ご主人様?』ニコ
~~~~~~妄想終了~~~~~~
提督『活発な瑞鶴にこそ、あえて奥ゆかしい、古き良きメイド服を着てもらいたい』
提督『そして普通のメイドらしからぬ、ご主人様を振り回すくだけた態度』
提督『うん、良い』
提督『(うん、混乱してるな・・・この調子で)』チラ
翔鶴『ビク!!』
提督『(翔鶴も攻めるっ)』
提督『(妄想をぶっぱなさずして、何の命か!)』
翔鶴『あの・・・提督?』
提督『そうだな、メイド翔鶴の服装は・・・』
翔鶴『メイド翔鶴!?』
翔鶴『萌え?か、肩!?』
提督『あとスカートは超ミニ、脚もピンクのニーハイソックスで行こうか』
翔鶴『ちょ・・・超ミニ!?ピンク!?』
翔鶴『提督・・・んっ』
翔鶴『ひゃぅ・・・そこは、だめですっ!』
提督『』
~~~~~~妄想終了~~~~~~
提督『・・・って』
提督『(あかんあかーーん!)』
提督『(翔鶴は無意識にエロい妄想に向かってしまうな・・・いかんいかん)』ブンブン
提督『ぜぃ、ぜぃ・・・(翔鶴の色気は異常・・・)』
翔鶴『提督・・・?』
瑞鶴『(頭大丈夫かしら・・・)』
提督『気を取り直して行こうか、メイド翔鶴!』
メイド翔鶴『て、提督・・・これはその・・・』
提督『おいおい、今はご主人様だろう?』
メイド翔鶴『はい、ご主人様///』
メイド翔鶴『フリルもいっぱいついてますし、何よりその・・・』
提督『ん?』
メイド翔鶴『す、スカートが・・・短すぎます///』モジッ
提督『(丈を伸ばそうとスカートの裾をいじる翔鶴・・・)』イイネ
メイド翔鶴『このメイド服、道着よりも一回り短いんです///』モジモジ
提督『ほう、そうなのか。どれどれ?』チラ
メイド翔鶴『きゃっ・・・だ、駄目です提督///』
提督『ほら、また・・・今は提督じゃないだろう?』ナデナデ
提督『(翔鶴のご主人様呼び・・・)』ゾクゾク
提督『もう一回言って』
メイド翔鶴『え///』
提督『もう一回言って、そしたら俺頑張れるから!さあ!』
提督『なんだ?』
メイド翔鶴『ちゃんと言ったら・・・ご褒美にもっと撫でてくれますか///』
提督『』キュン
提督『も、もう一回!』ナデナデ
メイド翔鶴『ご主人様、ご主人様、ご主人様ぁ///』
提督『(俺もう死んじゃう)』ナデナデナデ
提督『あ~、仕事の疲れが吹っ飛びそうだ・・・』ナデ
メイド翔鶴『もう、ご主人様ったら』クス
提督『へ?』
メイド翔鶴『ほら・・・ご主人様、どうぞ』ポンポン
提督『(ひ、膝枕だとおおおおお!?)』
提督『(理性が持たないとも言う)』
メイド翔鶴『ふふ、尽くすメイドはお嫌いですか、ご主人様?』
提督『負けん、負けんぞ・・・俺はこんな誘惑には・・・!?』
メイド翔鶴『瑞鶴もよく私の膝を枕にするんですよ?』
提督『おのれ瑞鶴、こんな最高の枕を独り占めとは!』
メイド翔鶴『そんな、大げさです』
提督『(いやだってこれ・・・俺が枕にしてるの)』
提督『(翔鶴の H U T O M O M O !! だぜ?)』
提督『(イカンイカン、耐えろ耐えろ!)』ブンブン
メイド翔鶴『ひゃうんっ・・・ご主人様、顔を動かさないで下さい///』
メイド翔鶴『髪がチクチクして痛いです///』
提督『あっ(何時もより短いスカート、膝枕状態で振り向けば・・・)』
メイド翔鶴『!?』バッ
メイド翔鶴『・・・・・・・・・』
提督『・・・・・・・・・』
提督『な、何をっ?』
メイド翔鶴『その・・・私の・・・』
メイド翔鶴『///』モジモジ
提督『ごめん・・・いっ、一瞬だけ・・・』
提督『あっ・・・(見えなかったって言えば良かった)』
メイド翔鶴『~~~~~~っ!』
メイド翔鶴『ごっ、ご主人様の、えっち///』
提督『すまない!ごめん!』
メイド翔鶴『ふふ、しょうがないですね・・・』
メイド翔鶴『えっちなことは駄目ですけれど・・・』
メイド翔鶴『もっと私に、甘えてください』
メイド翔鶴『ね、ご主人様?』
~~~~~~妄想終了~~~~~~
提督『清楚な翔鶴こそ恥ずかしがる姿を見たい』
提督『瑞鶴に振り回されて、翔鶴で落ち着きたいってのもあるな』
翔鶴『は・・・はぅ・・・ご、ごしゅ・・・』プッシュー
瑞鶴『あぅ・・・うわぁぁ///』
提督『(イイ感じに混乱してきたな)』
提督『二人とも、席を立った立った』
店員(女)『あら、おかえりですか』
提督『会計を頼む』
店員(女)『上手く誤魔化しましたね』ボソ
提督『君のせいであわや、修羅場さ』
提督『・・・』
提督『また来るよ』
店員(女)『ご主人様、またきてにゃん♪』
店員(男)『爆ぜ散れ(ありがとうございましたー)』
翔鶴『はわわわわ』プッシュー
瑞鶴『はわわわわ』プッシュー
瑞鶴『翔鶴ねえと言い合うこともないし』
瑞鶴『提督さんはいつもよりたくさん喋っていた気がするけれど』
瑞鶴『・・・・・・・・・』
瑞鶴『提督さんとお出かけできたのが嬉しくって』
瑞鶴『でも、提督さんが翔鶴ねえの方ばかり見ている気がして』
瑞鶴『ちょっと、暴走しすぎちゃったかな・・・』
瑞鶴『・・・・・・・・・』
提督『お前たちは寄りたい所あるか?』
瑞鶴『うん、別にいいよ』
翔鶴『はい』
瑞鶴・翔鶴『・・・・・・・・・』
提督『(冷静になってお互い気まずいって感じか、ふむ)』
提督『(となると、俺は邪魔かな・・・?)』
提督『(なら、丁度いいしあそこも寄っておくか)』
提督『ああ、思い出した、後一つ用事を済ませておきたいから、付いて来てくれ』
瑞鶴『あ、うん・・・』
翔鶴『はい・・・』
提督『軍の施設さ、艦娘の整備、装備の開発、鎮守府への資材供給』
提督『俺たちをありとあらゆる角度から支援してくれるところだよ』
瑞鶴『へえ、でも提督さん・・・今日は何の用があるの?』
提督『特にないが・・・まあ、近くまで来たから挨拶もかねてな』
提督『心象は良くしておくに越したことはない』
翔鶴『何かあった時に助けて頂けるように、ですか?』
提督『何かあった時に、うちを優先して助けて頂けるように、だな』
瑞鶴『何それ、ずるっこじゃない』
提督『その結果お前たちが無事に帰ってこられるのなら、安いものだろう?』
提督『色々あるのさ、上官のご機嫌取りも仕事だからな』
瑞鶴『ふぅん、大変だね・・・じゃあ入ろうか』
瑞鶴『おじゃましま―』
提督『待て待て待て!』
瑞鶴『?』
翔鶴『なぜでしょうか?』
瑞鶴『せっかく来たんだから、見学してみたいわ』
提督『ここの人たちには大変良くしてもらっている、それは俺が新人の頃からだ』
瑞鶴『なら、いいじゃない』
提督『いいか、俺が新人の頃からの大先輩たちがいるところだぞ?』
翔鶴『・・・?』
提督『そんな所に休日、部下とはいえ女の子を連れて入るところを見られたら・・・』
提督『どれだけ弄られて何を言われるか・・・想像もしたくない』
瑞鶴『そんな大げさな』クスッ
提督『俺の先輩は、彼女との初デートの思い出を全部言わされてたぞ』
提督『無論みんなの前で・・・その後もみくちゃにされていたな、彼女も含めて?』
翔鶴『私も・・・』
提督『賢明な判断だ』クス
提督『じゃ、行ってくる』
提督『挨拶を済ませたらすぐに戻るからな』
翔鶴『はい・・・』
瑞鶴『うん・・・行ってらっしゃい』
提督『(戻ってくる頃には仲直りしてるかな?)』
??『やあ、昼間からブラつくとは呆れた穀潰しもいたものだ』
提督『ご無沙汰しております』
??『お国を背負う若人が、昼間から館の中に篭るとは情けない』
??『とっとと戦場を駆けずり回って、戦果の一つでも立ててきたらどうかね?』
提督『戦場で敵艦を狩るのが艦娘の仕事なら、艦娘を指揮するのが将の仕事』
提督『鎮守府を預かる者の仕事がどちらか、考えるまでもありますまい?』
??『言うようになったわ』
提督『ご無沙汰しております、大元帥閣下』
大元帥『よう来た、若造』
大元帥『うむ・・・して、今日はどうした、資源ならやらんぞ』
提督『近くまで来たので、挨拶にと』
大元帥『妖精を2人も従えて、か?』
提督『ハハハ・・・(バレバレか)』
大元帥『まあ良い、茶でも飲んでいけ』
提督『いえ、待ち人もいますからすぐおいとまを』
提督『うちの妖精は、怒らせると怖い』
提督『(バレてるんなら今日は出直そう・・・)』
大元帥『最新鋭の艦娘が完成した』
提督『!?』
大元帥『ガハハ、そうだろう、そうだろう』
大元帥『たまにはジジイの話相手でもしていけ』
提督『(年寄りってほど殊勝な行いはしてないだろうに・・・)』
大元帥『ん、何か言ったか?』
提督『いえ、お供させて頂きます!』
提督『さあ・・・検討も付きません』
大元帥『(気付かんとはまだまだじゃのう、さて、妖精の出迎えは頼むぞ?)』
受付嬢(?)『(お任せ下さい!)』
受付嬢(?)『失礼します』トトト
大元帥『まあ待て待て、そう急くでないて』
大元帥『まずはお前さんの鎮守府の現状をな・・・』
大元帥『ほうほう、練度認定90代が数人とな』
提督『は、はぁ(その話には触れないで欲しいが)』
大元帥『もう心に決めた艦娘はいるのかね』
提督『(やっぱり・・・)』ゲンナリ
翔鶴『中々戻らないわね・・・』
翔鶴・瑞鶴『・・・・・・・・・』
翔鶴『瑞鶴、ごめんなさい』
瑞鶴『え?』
翔鶴『今日のこと』
翔鶴『私、瑞鶴のこと好きよ』
翔鶴『大切な私の妹、あなたのためなら何を犠牲にしても構わない』
瑞鶴『翔鶴ねえ・・・』
翔鶴『でもね、それでも・・・そんなあなたにも譲れないもの、あったみたい』
瑞鶴『あっ・・・』
瑞鶴『うん、そうみたい・・・』
翔鶴『だから、今日はちょっと、ギクシャクしちゃったわね』
瑞鶴『翔鶴ねえが謝ることないよ・・・』
瑞鶴『提督さんからも信頼されてて・・・』
翔鶴『瑞鶴・・・』
瑞鶴『それに比べて私ったら・・・私、女の子だって思われてないよ、きっと』
瑞鶴『提督さんにとって私なんか、手のかかる子供としか思われてないんじゃないかな』
瑞鶴『だから、私なんかよりも翔鶴ねえの方が提督さんには・・・』
翔鶴『瑞鶴、それ以上はいけないわ』
瑞鶴『えっ・・・』
翔鶴『それは想いを寄せる相手にも、何より自分自身にも失礼だから』
瑞鶴『うん・・・』
翔鶴『それに、私から言わせれば瑞鶴・・・あなたが羨ましいのよ?』
瑞鶴『翔鶴ねえが、私を!?』
翔鶴『そうよ』
翔鶴『私とは違って、素直に自分の気持ちを表に出せて』
翔鶴『何より、提督に甘えるのが上手なんだから』
瑞鶴『そんなに甘えてたかな・・・?』
翔鶴『もう、こっちはそれで何回歯がゆい思いをしたか!』
瑞鶴『えへへ、そうなんだ・・・翔鶴ねえが私を』
瑞鶴『そっか』
瑞鶴『私は、女の子らしい翔鶴ねえみたいになりたいって思ってたけれど』
瑞鶴『翔鶴ねえも同じこと、考えてたんだね』
翔鶴『似たもの姉妹ね、私たち』
瑞鶴『そうだね』
翔鶴『うふふふふ』
瑞鶴『あはは』
翔鶴『(なんとか仲直り、出来たみたい)』
翔鶴『あっ』
瑞鶴『どうしたの、翔鶴ねえ』
翔鶴『もしかして、提督がここで待っているように言ったのは』
翔鶴・瑞鶴『・・・・・・』
翔鶴『優しい方なのね』
瑞鶴『うん、だから―』
翔鶴『だから、好きになってしまったのね、私たち』
翔鶴『そうね』
瑞鶴『でもさ、私・・・自分が選ばれたいって想いはあるけれど』
瑞鶴『翔鶴ねえが選ばれないのも、悲しいな』
翔鶴『瑞鶴は優しいのね』
瑞鶴『私たちが選ばれると決まった訳じゃないけれど』
瑞鶴『もし、もしもよ?』
翔鶴『提督が”私たち”を選んでくれたら』
瑞鶴『うん!』
瑞鶴『あ、言ったなー!』
翔鶴『うふふ』
瑞鶴『・・・さて、じゃあ提督さんを迎えに行こっか』
翔鶴『え、でも・・・手荒く歓迎されるって』
瑞鶴『私たちとのデートのお話、してもらいましょ?』ニヤ
翔鶴『もう、瑞鶴ったら』
瑞鶴『行かない?』
翔鶴『行きましょう!』
受付嬢(?)『あ、いらっしゃいませー』
瑞鶴『(あれれ、女の子?)』
翔鶴『あのう、私たちの提督を迎えにきたのですが』
受付嬢(?)『翔鶴さんと瑞鶴さんですね、伺っております、先輩方!』
受付嬢(?)『ご案内します、こちらへどうぞ!』
瑞鶴『先輩?』
受付嬢(?)『丁度、衣装の方も整ったところなんですよ?』
翔鶴『衣装?』
受付嬢(?)『さあ、さあ、こっちです!』グイグイ
瑞鶴『ちょっと・・・わわ』ズルズル
翔鶴『瑞鶴・・・待って!』トットット
翔鶴『あら、これって』
瑞鶴『ええええ!?』
受付嬢(?)『さあ、着替えて着替えて』
受付嬢(?)『着替え終わったら、奥の扉から大広間に来てください!』
受付嬢(?)『失礼致します、先輩方!』シュビッ
受付嬢(?)『今度はしっかりと、お守りしますからね』ボソ
翔鶴『見事な敬礼・・・彼女、まさか』
翔鶴『多分、そういうことね』
瑞鶴『・・・・・・・・・』
瑞鶴『翔鶴ねえ、試してみようか?』
翔鶴『瑞鶴・・・何を考えているの?』
瑞鶴『提督さんが、私たちのどっちを取るか』
翔鶴『ええ!?』
瑞鶴『だってさ、こんなの着せられたら・・・』
翔鶴『確かにそうだけれど・・・』
瑞鶴『私は、知りたいな・・・提督さんがどういう答えを出すか』
翔鶴『・・・』
翔鶴『恨みっこなし、よ?』
瑞鶴『もちろん。それで・・・』
翔鶴『それで、もしも二人とも選んでもらえるのなら―』
瑞鶴『うん!』
大元帥『うむ(ワシ嘘はついてないからの)』
提督『新たな艦娘との出会い・・・』
提督『この瞬間は何度経験しても緊張するな』
提督『あれ?』
提督『君は・・・さっきお茶を出してくれた・・・』
受付嬢(?)『はい、私が今度から提督の艦隊に加わる艦娘です!』
提督『(今は艤装を付けている・・・翔鶴たちより年下っぽいが)』
提督『(駆逐艦・・・にしては装備が豪華だし、軽巡にしては・・・?)』
受付嬢(?)『はっ、自己紹介させて頂きます!』
受付嬢(?)『秋月型防空駆逐艦、一番艦、秋月であります』
秋月『よろしくお願いします!』
秋月『はいっ、そしてこの子が相棒の長10cm砲ちゃんです』
長10cm砲『きゅぃ!』
提督『(おぉ、喋るし自走するし、すごいな)』
長10cm砲『きゅぃ・・・』
提督『はは、可愛いな』
秋月『そうでしょう!』ニコ
提督『(いや、秋月もだけれどな)』
提督『大元帥、防空駆逐艦とは一体』
大元帥『その名のとおりだ、対空に特化した駆逐艦・・・こいつは凄いぞ』
提督『空母のサポートにはもってこいだ、これからよろしく頼むよ』
秋月『はい!』
秋月『(優しそうな人が提督でホッとしました)』
秋月『ね、長10cm砲ちゃん?』
長10cm砲『きゅぃ!』
提督『しかし、何故わざわざこの大広間に?』
提督『は?』
秋月『ふふ、きっと驚くと思いますよ?』
翔鶴『―やっぱりあなたが秋月なのね』
提督『え?』
翔鶴『提督・・・』ニコ
提督『その服・・・え、え?お前たち??』
瑞鶴『驚いたでしょ!?』
翔鶴『ウェディングドレス、というそうですね』
翔鶴『そして、何の時に着るのか・・・ご存知ですよね?』
提督『ケッコン・・・』
大元帥『そうじゃな』
提督『閣下、これはどういうことです?』
大元帥『誰とケッコンするのか知らせないような奴も』
大元帥『それにおぬし、指輪の発注すらしていないではないか?』
提督『し、しかしそれは・・・』
大元帥『全員分用意した』
提督『そんなに!?』
大元帥『さっさと決めないお前のせいだ』
提督『いや、こういうデリケートな問題は慎重にですね』
瑞鶴『ふ~ん、で、提督さんは』
翔鶴『私と瑞鶴』
瑞鶴『どっちを選ぶのかしら!?』
提督『ええええええええ!?そういう話じゃないだろう!?』
翔鶴『いいえ提督、そういう問題なんです!』
翔鶴・瑞鶴『さあ!!どっち!!??』
提督『(これはファミレスの時みたいな冗談では済まないな)』
提督『(真剣に、今の俺の答えを話さなきゃ)』
提督『(もしそれが、彼女たちに受け入れられなくっても)』
翔鶴・瑞鶴『・・・・・・・・・』ドキドキドキドキ
提督『・・・・・・・・・』スゥ
提督『二人とも、だ』
瑞鶴『提督さん・・・』
翔鶴『提督・・・』
提督『勝手なことをと怒るだろうが』
提督『俺は鎮守府みんなのことを大切に思っている、みんなが好きだ』
翔鶴・瑞鶴『・・・・・・・・・』
提督『活発で一緒にいて楽しい瑞鶴のことも』
提督『物静かで一緒にいると落ち着く翔鶴のことも、大好きだ』
提督『君たち二人の花嫁姿、とても綺麗だ』
提督『その姿をもう一度、堂々と見るためにも』
提督『練度が99に達したら、正式に申し込ませてくれ』
翔鶴・瑞鶴『・・・・・・・・・』
提督『(俺だけに都合の良い展開を選ぶことを・・・)』
瑞鶴『すごい・・・ホントに叶っちゃった』
翔鶴『そうね、こんなことが・・・』
提督『え?』
瑞鶴『私たちの望み通りだったことよ』
提督『それって・・・』
瑞鶴『だって私、翔鶴ねえが選ばれないの嫌だもの』
翔鶴『私だって』
提督『お前たち・・・』
提督『閣下はこれを予想してらしたのですか』
大元帥『でなけりゃ、全員分の花嫁衣裳なぞ作らんわ、バカモン』
提督『は、はあ・・・』
提督『ほ、惚れ・・・ぜっ全員!?』
翔鶴『まぁ///』
瑞鶴『そんな///』
大元帥『どうせどの娘も魅力的すぎて選べぬ、悲しませたくないとかそんなじゃろ?』
提督『面目ありません』
大元帥『男なら惚れた女全員、自分のモノにするくらいの気概を持たぬか!』
提督『全員!?ちょっと待ってください!』
提督『いくらなんでもそれは不誠実・・・』
提督『う・・・』
瑞鶴『むぅ・・・提督さんは私たち二人をお嫁さんに出来て、嬉しくないの?』
提督『いや・・・そんなことは!』
翔鶴『二人とも提督に愛してもらえたら、どんなに幸せだろうって』
瑞鶴『でも、どっちが先に指輪貰うかは競争だからね、翔鶴ねえ?』ニシ
翔鶴『もう、瑞鶴ったら!』
提督『そうか・・・それなら』
翔鶴・瑞鶴『はいっ!!』
秋月『わあ・・・なんだか私、感動しちゃいました』
大元帥『バカモン、まだ終わっとらんわ』
提督『は?』
提督・翔鶴・瑞鶴『え、え、え・・・』
提督・翔鶴・瑞鶴『ええええええええ!?』
秋月『(ひゃぁぁ///)』
大元帥『練習だと思えば良い』
大元帥『それとも、ここまでしてくれた彼女たちにおぬし、何も言葉をかけんのか?』
提督『う・・・(何も言い返せない)』
瑞鶴『聞きたいな、私』
翔鶴『瑞鶴・・・』
瑞鶴『私、提督さんのことが好き』
瑞鶴『だから、私が提督さんにどう思われているのか知りたい』ドキドキ
翔鶴『私もです、提督』
翔鶴『私も、提督のこと・・・お慕いしています』
翔鶴『ですから、知りたいです・・・貴方の気持ちを』ドキドキドキ
提督『翔鶴・・・』
提督『(二人の気持ちに報いてあげたい)』
提督『じゃあ、まずは瑞鶴から・・・』
瑞鶴『わ、私!?』ドキ
提督『何を今更』
提督『今そっちに行くから・・・覚悟しろよ』
瑞鶴『うん///』
秋月『(緊張しちゃうね、長10cm砲ちゃん!)』
秋月『(あれ、長10cm砲ちゃんどこ?)』
長10cm砲『きゅぃきゅぃ~~♪』
秋月『(ああ、長10cm砲ちゃんが提督の足元に!)』
秋月『長10cm砲ちゃん、提督にイタズラしちゃダメ~~!』ダッ
長10cm砲『きゅぃ♪』ガツッ
提督『いっつ!?あ、足が!』ヨロッ
秋月『へ!?』
ガシャーーーーン!!
提督『下が柔らかくって助かった・・・』ムニュ
提督『うん・・・手に感じる更に柔らかい感触・・・これは』ムニュムニュ
秋月『ひゃん///』
提督『下から秋月の声・・・(まさか俺が今揉んだのは?)』モニュモニュ
秋月『ひゃ・・・だ、だから駄目ですっ、駄目・・・ひゃん』
提督『うわぁぁ、すまない!』バッ!!
秋月『い、いえ///』
提督『嫌な思いなんてことはないが・・・秋月こそ』
秋月『わ、私も嫌では無かったので大丈夫です!』
提督『そ、そうか・・・』
秋月『は、はぃ///』
提督・秋月『・・・・・・・・・』
瑞鶴『お取り込み中のところ、悪いんだけれどさ』
提督『はっ!?』
翔鶴『提督・・・もう他の女の子に夢中ですか』
提督『いいいいや、そんなわけでは(今までにない冷たい声!?)』ダラダラ
翔鶴『提督は女の子なら誰でもいいのかしら?』
提督『そうじゃない、ただ秋月が可愛かったからドキっとしただけで・・・あっ』
翔鶴・瑞鶴『―――――――――――――――――――』プッチーン
瑞鶴『翔鶴ねえと喧嘩までして、やっとここまで来たのに・・・』ワナワナ
提督『あ、あの、お二人さん・・・?』ガクガク
翔鶴『提督の・・・』
瑞鶴『提督さんの・・・』
翔鶴・瑞鶴『バカーーーーーーーーー!!』バッチーン!!
提督『ぎゃああああ!』
大元帥『やれやれ・・・』ハァ
翔鶴『提督なんかもう知りません』プンスカ
瑞鶴『だよね、着替えて帰ろ、翔鶴ねえ! あと秋月も!』
秋月『ええ、でも提督が・・・』
提督『・・・・・・・・・』ピクピク
翔鶴『現実問題、別々に帰らないと今日の行動が鎮守府でバレてしまいます』
瑞鶴『あっちゃあ、それもあるか・・・じゃあ行くわよ!』
秋月『あ、あぅ~(いいのかな)』ズルズル
大元帥『まったく、貴様も間の悪い奴だのう』
提督『それを言わんでください・・・』
大元帥『でも、一人には選べんのじゃろう?』
提督『ええ、みんなが好きという気持ちに変わりはありません』
大元帥『あの娘っ子たち全ての気持ちを受け入れてやれるほど大きな男に、な』
提督『閣下・・・今日の謀は、俺にそのことを教えるために!?』
大元帥『いんや、面白い修羅場が見たかっただけじゃ』
提督『ガク・・・』
瑞鶴『丁度夕焼けに染まって・・・綺麗ね』
翔鶴『これからよろしくね、秋月ちゃん』
秋月『はい、私が二人のことをお守りします!』
翔鶴『そうね』
秋月『ええ、何故!?私いらない子ですか!?』シュン
瑞鶴『うーん、そうじゃなくって』
瑞鶴『陸に帰ったら、私たちを守ってくれる人は別にいるから』
秋月『あっ・・・』
秋月『それって』
瑞鶴『うん』
翔鶴『ふふ』
瑞鶴『提督さんを好きになると、大変よ?』ニヤ
秋月『ええ、私がそんな・・・恐れ多いです!』カアア
翔鶴『また新しいライバルが増えてしまうのかしら?』ハア
秋月『そんな、翔鶴さんまで!』
翔鶴『まさか、望むところよ』
翔鶴『誰にも負けないわ』
瑞鶴『誰にも負けないんだから』
翔鶴『どうしたの、秋月ちゃん?』
瑞鶴『ほら、置いて行くわよー、早くこっち来なさい!』
秋月『はいっ!』ダッ
翔鶴&瑞鶴編 了
なので、エピローグ的な位置づけでそこの様子を書かせて頂きます
これは今から書け次第投下です、では
翔鶴・瑞鶴「・・・・・・・・・」
瑞鶴「(こ、殺される・・・)」
翔鶴「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
時雨「こんな壮大なラブコメ、見たことないよ///」
暁「あわわわわわわ///」
電「はわわ、抜けがけさんなのです」
翔鶴「(加賀さんからキツイお仕置きがありそうだわ・・・)」
瑞鶴「あれ、でも何も言って来ない・・・?」
瑞鶴「加賀さん・・・?」オソルオソル
加賀「無表情・・・無愛想・・・私ってそんなに怖く見えるのかしら・・・」シュン
瑞鶴「結構早い段階で脱落してた!?」
翔鶴「(ごめんなさい、ちょっと助かったかもしれません)」ホッ
翔鶴「でも提督は・・・みなさんとケッコンなさる様ですし・・・その」
翔鶴・瑞鶴「ごめんなさい!」ペコリ
金剛「ウーン、まあいいデしょう!」
赤城「ええ、誰かが損をするという訳ではないでしょうし」
加賀「そこは評価するべきでしょう」
瑞鶴「(あ、平静を装ってる)」
加賀「・・・・・・っ」ギロ
瑞鶴「~~♪」フイッ
陽炎「榛名さん・・・?」
榛名「この装備と、この装備と、この装備で・・・」ブツブツ
陽炎「三式ガン積み!?」
瑞鶴「ひぃ!?」
金剛「榛名、空母に三式はダメ!三式はダメデース!?」
翔鶴「あ・・・あっ・・・」ガクガク
榛名「勝手はっ、榛名がっ、許しませーーーん!」ボン
陽炎「打っちゃった!?」
翔鶴「ひゃんっ!」ヒョイ
陽炎「(あ、翔鶴さんも珍しく避けたなー)」ポケー
不知火「陽炎、現実逃避しないでください」
衣笠「わわっ、退避―――!」
ドンッ!!!
青葉「ああー!?青葉の・・・青葉のカメラがぁ!?」
青葉「青葉の・・・取材の結晶が・・・」
叢雲「アンタ・・・こんな危ない映像が入ってるなんて聞いてなかったわよ!」
時雨「もうこのまま御蔵入りにしたほうがいいんじゃないかな?」
青葉「そんな・・・青葉、頑張ったのに」シュン
明石「私と夕張さんとで直してみますから」
長門「ふむ・・・ではひとまずこれでお開きとしよう」
長門「金剛は榛名を落ち着かせておくように」
金剛「了解デース」
赤城「では試写会はカメラが直ってからということで」
加賀「一度解散、ということにしましょう」
赤城「ええ・・・では、解散!」
青葉「ふぇぇ・・・ありがとうございました!」
青葉「司令官を酔わせて取材しちゃいました!!」
翔鶴&瑞鶴編 本当に了
元スレ
タイトル:【艦これ】青葉「司令官を酔わせて取材しちゃいました!!」
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