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希「ありふれた悲しみと、あふれた想いと。」

ラブライブ!

1: 名無しで叶える物語(おいしい水) 2018/08/23(木) 06:06:29.64 ID:jAli/NeT
「…なぜ、あの子たちの味方をするの?」

そう言われたのは、3年生になってすぐやったかな?

音ノ木坂学院が、廃校になるって聞いて

いてもたってもいられなくなった、あの3人がここに来た時

…なぜか、ピンときたんよ

きっと—うまくいく、って

どうして、自分でもそう思ったのかはわからないけど

それでも、信じてみたいと思ったから

…少しだけ、イジワルに

…少しだけ、茶化して

ウチの、ちょっとした、ワガママ




2: 名無しで叶える物語(おいしい水) 2018/08/23(木) 06:07:29.33 ID:jAli/NeT
「なんとなく…何かが、変わる気がするんよ。」

風に舞った、カードを拾い上げながら

ウチは、そう答えた

きっと…気づいてないと思うけど

それは、誰もが感じる、当たり前の思いで

廃校を阻止する為に動いて、うまくいかなかったウチらを

叱咤してくれている気が、したんよ

「…たまに、貴女の事がわからなくなるわ。」

「ウチは、スピリチュアルガールやからね♪」

「…それはいいから、手を動かして頂戴。」

「まだ、仕事は終わってないのよ?」

「…はーい。」

それが、夢の始まりやった—よね?

3: 名無しで叶える物語(おいしい水) 2018/08/23(木) 06:07:51.52 ID:jAli/NeT
「いざやってみて、できませんでした—じゃ、意味がないでしょう。」

そうやっていつもの顔で、手元の仕事を進める

それはもちろん、その通りやと思うよ?

でも—

ウチらが今までやってきた事も

ぶつかってきた壁も

そんなありふれた事じゃ、なかった?

だから、ちょっとしたいたずらをした

こう—あって欲しいと、ちょっとした、ウチだけの、願い

「…ふふっ。」

廊下に貼り出してあるポスターに、自然と笑みがこぼれる

ウチの気持ちは、あの日からずっと—変わらないから

4: 名無しで叶える物語(おいしい水) 2018/08/23(木) 06:08:36.49 ID:jAli/NeT
「…気になる?」

あえて聞いた、イジワルな問いに

どこか虚を突かれたような、困った顔をみせる

「…ウチは、帰ろうかな。」

もちろん、そんなつもりは毛頭なくて

でも、勇気を出せない誰かさんの為に

ひと肌脱いであげる、ウチっていい子やん?

…なんて

そんな事を考えなくても

足は—向かってたん

それぞれの夢が、集まった、あの場所に

5: 名無しで叶える物語(おいしい水) 2018/08/23(木) 06:09:27.72 ID:jAli/NeT
「これは…」

流石のウチも、あの時は多少…ううん、結構驚いてしまった

学校でも、外でも…彼女たちの努力を見てきたから

昔—と言えるほど、遠くはなくて

でも、あの時の光景がどこか重なる

かつて、同じ場所を目指した、彼女と

そんな悲壮感を打ち破った、メロディ

あの場にいた、何人の胸を打ったのか

飛び込んできた、彼女たち

椅子の陰に隠れる、かつての彼女

恥ずかしくて、こっそり隠れる彼女

そして—あの時の、貴女にも

6: 名無しで叶える物語(おいしい水) 2018/08/23(木) 06:10:06.31 ID:jAli/NeT
「…どうするつもり?」

きっと、諦めると思って聞いた、その言葉

予想外の答えが返ってきて、あとで渋面を作ってたね

でも—だからこそ、なんよ

「このまま誰も、見向きもしてもらえないかもしれない。」

「応援なんて、全然もらえないかもしれない。」

「でも、一生懸命頑張って。」

「私たちがとにかく頑張って、届けたい…!」

「今、私たちがここにいる…この想いを!」

だからこそ、あの言葉を聞いた時に

あんなに、食ってかかったんと違う?

ウチらが願って、叶えられなかった夢を

目の前にいる彼女たちが

—叶えてしまいそうに思えたから

7: 名無しで叶える物語(おいしい水) 2018/08/23(木) 06:10:48.98 ID:jAli/NeT
「学園存続の為に生徒会も独自に活動させてください!」

そう言って啖呵を切った、あの時の事

認められないのが、歯がゆくて

なのに、引き下がれなくって

理事長室を後にした時の背中は—今でも、覚えてるんよ?

なんで、あの時断られたのか

どうして、ウチらじゃだめなのか

それを悩むだけのキャパが、あの時にはなくって

ただ—ただ、その背中の小ささだけが

ウチの頭には残ってて

でも…そんな背中を、ずっと支えていくって

そう決めて…ずっと、隣を歩いてた

その瞳には、写ってなかったとしても

8: 名無しで叶える物語(おいしい水) 2018/08/23(木) 06:11:23.46 ID:jAli/NeT
「μ’sのメンバーにしてください!」

背中を押された彼女と

その背中を押す、二人の親友が

とても—とても、羨ましく思えたんよ

それは、もしかしたら、ウチらにもできた事で

もしかしたら、一度諦めた、彼女にだって…

手を取る、その二人を見て

やっぱり、よかったって思えた

確信—なんて、大それたものじゃないけど

でも、そこにはあったんよ

見てるこっちまであたたかくなるような

大事な、おもいが

9: 名無しで叶える物語(おいしい水) 2018/08/23(木) 06:12:00.48 ID:jAli/NeT
「アンタ達…とっとと解散しなさい!」

不審者みたいな格好をした

その、小さいアイドル志望の女の子は

ウチの予想をはるかに超えた行動を、起こしたんよ

でも—それだって彼女の、ちっぽけな自尊心と

ちっぽけな—願いだったから

叶ってほしいな、って思った、ただのおせっかい

だから、おせっかいついでに

ちょっとだけ、声をかけてみた

うまくいけばいいな—なんて

うまくいってほしい—なんて

彼女が一人でたどり着けなかった夢に

彼女が一人で、ずっと燻らせてた夢に

仄かな、明かりを灯してほしくって

12: 名無しで叶える物語(おいしい水) 2018/08/23(木) 06:22:32.02 ID:jAli/NeT
「…雨、止んでる。」

生徒会室で、7人になった部活の申請受理に

印を捺して、外を仰ぐ

あんなに続いてた雨が、降り止んで

暗く染まってた空に、光が差して

あの時の横顔は、今でも覚えてる

あの、ほんの一瞬の事だったけど

13: 名無しで叶える物語(おいしい水) 2018/08/23(木) 06:22:51.13 ID:jAli/NeT
だからこそ、ウチは決めたんよ

潰えたら、ダメだって

ここじゃないと、ダメだって

その隣に、並んでほしくって

その隣で、輝いてほしくって

その—笑顔が、見たくって

14: 名無しで叶える物語(おいしい水) 2018/08/23(木) 06:23:20.49 ID:jAli/NeT
「…どうするつもり?」

理事長室から出たところで、問いかける

「決まってるでしょう?」

いつもと同じ顔で、そう言い切る

それは—どこか、本心を隠したように

「さ、戻って会議よ。」

そう言って前を歩くその姿は

やっぱり、ウチの目には小さい背中のままで

だから、また、ウチのおせっかい

あの、かつての姿を

かつての意思を、知ってほしくて

同じ気持ちなんだって、理解してほしくて

15: 名無しで叶える物語(おいしい水) 2018/08/23(木) 06:23:56.95 ID:jAli/NeT
「嫌でしょう?」

「自分の学校が廃校になったら…」

「あんなに頑張ってきたのに…!」

それは、もちろんそうやけど

「廃校をなんとか阻止しなきゃ、って…」

「無理しすぎてるんやない?」

なんで、廃校を阻止したいのか

あの時の言葉に、意志が、見えなくて

「私は…ただ、学校を存続させたいだけ。」

その言葉に、どうして?って答えてしまう

言葉に詰まる、その顔に

口にできない答えが、見え隠れする

16: 名無しで叶える物語(おいしい水) 2018/08/23(木) 06:24:29.57 ID:jAli/NeT
「…私にダンスを?」

突然の来訪者からの、指導の申し出に

意外とあっさりとOKを出す

ただ…認められない理由は

もっと、別のところにある気がして—

「…どうやった?」

思った以上に早く、練習から帰ってくる

「…駄目ね。」

目も合わせずに、そう告げる

「…じゃあ、もう終わり?」

その問いには、応えてくれなくて

17: 名無しで叶える物語(おいしい水) 2018/08/23(木) 06:25:02.84 ID:jAli/NeT
「…辛くないの?」

屋上につながる、ドアの外

淡々と、そう告げる声が聞こえる

「昨日あんなにやって、今日また同じ事をするのよ?」

「…第一、うまくなるかどうかも分からないのに。」

「やりたいからです!」

あくまで、即答する

それは、思った以上に予想外やったみたいで

「廃校をなんとか阻止したいと思う気持ちは!」

「生徒会長にも負けません!」

「だから今日も!」

「よろしくお願いします!」

「「お願いします!!」」

18: 名無しで叶える物語(おいしい水) 2018/08/23(木) 06:25:35.71 ID:jAli/NeT
「…!」

こっちに向かってくるのに気づいて、すぐに階段を駆け下りる

物陰に隠れて、やりすごして

そっと、ゆっくり、後ろからついていく

その背中は、やっぱり、ちいさくて

だからこそ、伝えきれずにはいれなくて

逡巡して、口を開いて—でも、閉じて

どういう伝え方をすれば

―-貴女に、届きますか?

19: 名無しで叶える物語(おいしい水) 2018/08/23(木) 06:26:10.62 ID:jAli/NeT
「…ウチな。」

「えりちと友達になって。」

「生徒会やってきて。」

「ずぅーっと思ってた事があるんや。」

ウチらしく、ウチとして

言葉を繋いで、紡いで

「…えりちは、本当は何がしたいんやろう、って。」

「…!」

「…一緒にいると、わかるんよ?」

だからこそ、辛くって

だからこそ、知ってほしくって

20: 名無しで叶える物語(おいしい水) 2018/08/23(木) 06:27:04.11 ID:jAli/NeT
「えりちが頑張るのは、いつも誰かのためばっかりで。」

「…だから、いつも何かを我慢してるようで。」

「全然自分の事を考えてなくて…!」

「…ッ。」

逃げるように、その場から足を動かす貴女に

ウチの声は—届いていますか?

「学校を存続させようっていうのも。」

「生徒会長としての義務感やろ!?」

「…だから理事長は!」

「えりちの事を、認めなかったんと違う!?」

もう、せき止められなくて

もう、抱え込んでほしくなくて

ただ…ただ、届いてほしくて

21: 名無しで叶える物語(おいしい水) 2018/08/23(木) 06:27:41.92 ID:jAli/NeT
「えりちの…」

「えりちの本当にやりたい事は…!?」

その隣に、立つと決めた

その隣で、支えると決めたから

努力を続ける、彼女達の声が聞こえる

やりたいと、胸を張って

やりたい事に、一直線で

そんな彼女達が—羨ましくて

「…なによ。」

「…なんとかしなくちゃいけないんだからしょうがないじゃない!!」

「私だって、好きな事だけやって…」

「それだけでなんとかなるんだったらそうしたいわよっ!!」

器用ゆえに、不器用で

自分を差し置いて、誰かのためにあり続けてきたから

22: 名無しで叶える物語(おいしい水) 2018/08/23(木) 06:28:17.19 ID:jAli/NeT
「…!」

堰を切ったように、それが溢れだす

目の前に、心がさらけ出されていく

「自分が不器用なのはわかってる…!」

「でも…っ!」

「今更アイドルを始めようなんて…っ」

「私が言えると思う…?」

「あっ…」

駆けていく、あれが—きっと、彼女の本心で

今まで見てきた、彼女そのものだったから

「…よしっ。」

今度こそ、叶えて欲しいから

だから今…ここにいる

23: 名無しで叶える物語(おいしい水) 2018/08/23(木) 06:32:07.04 ID:jAli/NeT
「…きっと、えりちはみんなとやりたいんよ。」

「でも、今までの自分のやってきたことが、足かせみたいになってる。」

「えりち自身が、自分を縛ってる…」

屋上で彼女達に、ウチの想いを—託す

「今も…今だって、えりちはいつも誰かのために動いてる。」

「だからこそ…悔しくて。」

「認めたくなくて。」

「頑張っても届かなかった自分が、歯がゆくて。」

「頑張って努力して、実を結ぼうとしてる、みんなが羨ましくて…」

「だから…!」

それ以上は、言葉にならなくて

でも、伝えたい思いは

知って欲しい想いは

彼女達に—届いて

「…わかってます。」

「だからこそ、私たちには絵里先輩が必要なんです!」

24: 名無しで叶える物語(おいしい水) 2018/08/23(木) 06:32:51.40 ID:jAli/NeT
そう言って駆けだしていく、みんなの背中を目で追って

彼女達に届いてよかったと、そっと息を吐く

えりちの隣には、もうーーー

「…ほら、アンタもさっさと行くわよ?」

「…え?」

「アンタがいなくてどうすんのよ?」

「ずっと…絵里のそばにいたのはアンタでしょ?」

「その責任を、私たちに押し付ける気?」

「…」

「…最後まで、面倒みなさいよね?」

「でも…」

「でもじゃない!」

「絵里の隣には、アンタだけじゃない…」

「全員で立つの。」

「そうでしょ?…希。」

「…」

25: 名無しで叶える物語(おいしい水) 2018/08/23(木) 06:33:36.92 ID:jAli/NeT
「ここにいるみんなは…」

「それぞれの想いを抱えて、ここにいるの。」

「廃校を阻止したいって想いも、そう。」

「アイドルになりたいって想いも、そう。」

「諦めかけた夢を叶えたい想いも…そう。」

「…そして、誰かを支えたいって想いも。」

「どれも、みんなの叶えたい願いで。」

「みんなの、夢だから。」

「…うん、そうやね。」

「わかったなら行くわよ?」

「誰かさんが待ってるんでしょ?」

「うんっ!」

26: 名無しで叶える物語(おいしい水) 2018/08/23(木) 06:34:52.78 ID:jAli/NeT
「私の、やりたいこと…」

「そんなもの…」

そこに差し出される、右手

「…!」

それは、太陽みたいに、まっすぐで

みんなの思いは、気持ちは、ひとつで

「貴女達…」

27: 名無しで叶える物語(おいしい水) 2018/08/23(木) 06:35:37.78 ID:jAli/NeT
「生徒会長。」

「いや…絵里先輩。」

「お願いがあります!」

それは、偽りのない、彼女自身の言葉で

「…練習?」

「なら、昨日言った課題をまず全部こなして…」

「絵里先輩!」

「μ’sに入ってください!!」

28: 名無しで叶える物語(おいしい水) 2018/08/23(木) 06:36:18.34 ID:jAli/NeT
「え…」

大きく開く瞳が、目の前のことを認識できていなくて

「一緒にμ’sで歌って欲しいです!」

「スクールアイドルとして!」

晴れやかな、朗らかな笑顔

「…何言ってるの?」

「私がそんなことするわけないでしょう!?」

でも、その声は—上擦っていて

「さっき、希先輩から聞きました。」

「やりたいなら素直に言いなさいよぉ。」

「…にこ先輩に言われたくないけど。」

そんな、冗談さえ交わせる、雰囲気に包まれて—

29: 名無しで叶える物語(おいしい水) 2018/08/23(木) 06:37:02.72 ID:jAli/NeT
「…ちょっとまって!」

「別に、やりたいなんて…」

「だいたい、私がアイドルなんて可笑しいでしょう…?」

この反応が、返答が、じれったくて

今まで見てきた、どんなえりちよりも—可愛くて

今まで見てきた、どんなえりちよりも—わかりやすくて

「…やってみればいいやん?」

今はきっと、悩む必要なんてないんだから

「…特に理由なんか必要ない。」

「やりたいからやってみる。」

「…本当にやりたいことって。」

「そんな感じで始まるんやない?」

だから、ウチも—決めたから

30: 名無しで叶える物語(おいしい水) 2018/08/23(木) 06:38:02.45 ID:jAli/NeT
みんなの笑顔が、その顔を照らして

差し出された手がその目に映って

「…っ。」

おずおずと…でも、しっかりと

その手のひらを、固く、掴んで

「絵里さん…」

「これで、8人…!」

32: 名無しで叶える物語(おいしい水) 2018/08/23(木) 06:40:13.02 ID:jAli/NeT
そっと、肩に手を乗せられる

「…いや。」

「9人や。」

「ウチを入れて。」

「えっ…希先輩も?」

そう、ウチも…

やっぱり—その隣に、立ちたいから

33: 名無しで叶える物語(おいしい水) 2018/08/23(木) 06:40:47.79 ID:jAli/NeT
「…占いで出てたんや。」

「このグループは9人になった時、未来が開ける…って。」

「だからつけたん。」

「9人の歌の女神。」

「…μ’sって。」

ウチの、ほんのちょっとしたいたずらと

ほんのちょっとの、ワガママ

「「えっ!?」」

「じゃっ…じゃあ、あの名前つけてくれたのって希先輩だったんですか!?」

「…ふふっ。」

やっぱり、ウチも

みんなの、ほんのちょっと近くには…いたいんよ

「希…」

貴女を、ずっと近くで見てきたから

34: 名無しで叶える物語(おいしい水) 2018/08/23(木) 06:41:25.21 ID:jAli/NeT
「全く…呆れるわ。」

そう言って、歩き出すえりち

「どこへ…?」

えりちらしく、凛々しく、答える

「…決まってるでしょ?」

「練習よ!」

今まで、同じ返事しか返ってこなかった言葉が

違う音が色づいて、咲く笑顔

―–これが、見たかったから

「「やったぁーっ!!」」

駆けだしていく、みんな

そのあとを、追いかけようとして…

「…希。」

35: 名無しで叶える物語(おいしい水) 2018/08/23(木) 06:42:33.37 ID:jAli/NeT
「…えりち?」

「…ありがとう。」

「なんだか…悩んでたのが馬鹿みたい。」

「えりちは、難しく考えすぎなんよ。」

「ここにいるみんなも、色んな物を乗り越えて、隣に立ってるんよ?」

「そうね…」

「振り返ってみると、思っていた以上にちっぽけな悩みだったのかも。」

「それこそ、誰もが思い悩むような…」

「誰にでもある、もの。」

「それを乗り越えられるぐらい、強い想いを、みんなが持ってたからやん?」

「…ええ、そうね。」

「オープンキャンパスを成功させて。」

「廃校を阻止して。」

「そんな夢を、叶えたいと思えるもの。」

36: 名無しで叶える物語(おいしい水) 2018/08/23(木) 06:43:48.97 ID:jAli/NeT
「その気持ち、穂乃果ちゃんに負けないようにせんとね♪」

「当然よ。」

「だって…それこそ、私がずっと思い描いていた夢だもの。」

「…でも、ひとりじゃまた、迷ってしまうかもしれないから。」

「そのために、みんながいるんよ?」

「あら?」

「希はいてくれないのかしら?」

37: 名無しで叶える物語(おいしい水) 2018/08/23(木) 06:44:39.16 ID:jAli/NeT
「…ずっと、そばにいるよ。」

「えりちの叶えたい夢が、ウチの夢でもあるから。」

「…これからもよろしくね?希。」

「ウチこそ、よろしくな?えりち♪」

穂乃果ちゃんと、繋いだように

そっと、ぎゅっとつなぐ左手

「行きましょう?」

「うんっ!」

ずっとずっと、見たかった

あの、笑顔とともに—

38: 名無しで叶える物語(おいしい水) 2018/08/23(木) 06:45:01.24 ID:jAli/NeT
おわり
39: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー) 2018/08/23(木) 07:00:17.72 ID:hFBQUKIE
乙!これは良い補完だ
41: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2018/08/23(木) 09:50:09.43 ID:v69WQPUE

八話えりちの補完話は涙腺に刺さりやすくてあかんわ



元スレ
タイトル:希「ありふれた悲しみと、あふれた想いと。」
URL:https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1534971989/
掲載サイト:5ちゃんねるに投稿されたスレッドの紹介です

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