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P「14枚のマフラー」

THE IDOLM@STER

1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/18(日) 21:08:42.93 ID:z2XMYS5S0
P「ふぅー」ガチャ

小鳥「あっ、おかえりなさい。プロデューサーさん」

P「あああ~。やっぱ事務所は暖かいな~」

小鳥「あんまり大きな声では言えないけれど、暖房フル稼働ですよ~」

P「最近急に寒くなってきましたよね~。もう外は寒くって寒くって。耳がもげそう」

小鳥「さすがにコートだけじゃあツラくないですか?」

P「んー。去年も一昨年も冬はコート一枚で乗り切れたんだけどなー。もう歳かなー」

小鳥「マフラーか何か、買ったらいいんじゃ?」

P「……いや!俺は負けない!今年もコート一枚で乗り切ってやる!」フハハハ

アイドル達「…………………」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1353240522

2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/18(日) 21:11:22.32 ID:z2XMYS5S0
春香(これはチャンスですよ!チャンス!)

美希(ハニーへの突撃プレゼント作戦決行の時が来たの!)

千早(マフラー……。マフラー……。やっぱり、手編みが一番……かしら?)

やよい(プロデューサーさんに、日頃のお礼をするいい機会ですー!)

伊織(なによアイツ。マフラーも持ってないなんて……。そんなの、私に言えばいくらでも……)

亜美(よーし、とびっきりの作って、兄ちゃん泣かせちゃおーっと!)

真美(マフラー……。兄ちゃんに……。真美の手作りの……)

雪歩(私の編んだマフラーでも、ちゃんと着けてくれるかなあ……)

真(手編みのマフラープレゼントって、なんかすっごく女の子っぽいよね!よーし、やるぞー!)

律子(……帰りがけに編み物の本買って帰ろうっと)

あずさ(あらあらー。これはチャンス到来……かしら)

貴音(お店で買った物よりも、自分で編んだものの方が、心がこもります……よね)

響(よ、よーし!編み物は超得意さー!自分、すっごいの作ってやるからなー!)

小鳥(こ、ここは家庭的な女をアピールする絶好の機会!頑張れ、私!)

3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/18(日) 21:14:15.04 ID:z2XMYS5S0
春香「大切なーアナタにー♪手編みのーマフラー♪」ラララン

春香「うーん……。編み物って難しいなあ……」

春香「ここがこうなって、それで、こう……」

春香「あっ、なんかコツ掴めてきたかも?」

春香「………………あれ?」

春香「絡まった……んっ……んんっ……?」

春香「あっ…………」

春香「ほどけちゃった……」シュン

4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/18(日) 21:16:09.08 ID:z2XMYS5S0
美希「大好きーなーハニーのー♪お首を守っちゃうのー♪」ラララン

美希「んー!いい感じなの!」

美希「これでハニーは寒さなんてへっちゃら間違いなしだよね」

美希「でも、正直マフラーなんかいらないかなって思うな」

美希「だって、ミキがずっとハニーに巻き付いてれば、万事解決なの!」

美希「けど、ハニーってば恥ずかしがり屋さんだから」

美希「このマフラーに……!この一編み一編みに、ミキの全てを込めるの!」ゴゴゴゴ

5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/18(日) 21:18:29.46 ID:z2XMYS5S0
千早「冬の日ー♪アナタを包むー私の分身ー♪」ラララン

千早「…………………」

千早「できない」

千早「やっぱり私には無理なのかしら……」

千早「……ううん。やると決めたら、最後までやってみるわ」

千早「それに、こういう機会でも無ければ、日頃の感謝の思いとか、伝えられそうにないから……」

千早「………………あっ!」

千早「できた!こうすればいいのね!」パァァ

6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/18(日) 21:19:53.81 ID:z2XMYS5S0
やよい「寒さもへっちゃらスペシャルマフラー♪」ラララン

やよい「うん!凄く良くできた!」

やよい「プロデューサーさんも、喜んでくれるよね!」

長介「やよい姉ちゃーん。……何してんの?」

やよい「んー?マフラー編んでたんだよ。ほら、これ長介の分。暖かいでしょー!」

長介「うわっ。……あ、ホントだ」

長介「……ところで、今編んでるのは誰用?やよい姉ちゃん?」

やよい「ぶっぶー。これは、プロデューサーさんの分!」

長介「へえぇ……。なるほど、どーりで気合の入り方が違うと思った」ニヤニヤ

やよい「べっ、別にそんなコトないもん!」

7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/18(日) 21:21:25.51 ID:z2XMYS5S0
伊織「幸せのー♪ぬくもーりをー♪君に届けーるよー♪」ラララン

伊織「…………ああっ!もう!どうなってるのよこれ!全然出来上がらないじゃない!」

伊織「折角最高の材料を揃えたのに……」

伊織「大体、なんで私がアイツのためにこんな苦労しなくちゃいけないのよ!」プンスカ

伊織「マフラーも持ってないなんて、私のプロデューサー失格なんだから……もう……」

伊織「……………………」

伊織「材料がもったいないから、作ってやるわよ!最高のマフラー!見てなさいよ!こんなの、伊織ちゃんにかかれば……」

伊織「これを巻いて、真冬も伊織ちゃんのオレンジジュースを買いに行くのがアイツの仕事なんだから!」

8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/18(日) 21:22:52.41 ID:z2XMYS5S0
真美「マフラーマフラー♪」ラララン

亜美「あったかほわほわまいっちんぐー♪」ラララン

亜美「うあーん!もう!全然進まないよー!」ウワー

真美「…………………」アミアミ

亜美「真美ー。……なんかすっごく気合入ってない?」

真美「えっ?そ、そんなコトないけどー?」

亜美「そうかなー?まあいいや!いまどんな感じ?」

真美「あっ、見ちゃダメー!」

亜美「え?なんでー?」

真美「えっと……。その……」

真美「恥ずかしいんだもん……」

亜美「やだこの姉可愛い」

9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/18(日) 21:26:24.70 ID:z2XMYS5S0
雪歩「伝えるよー♪私の思いー♪マフラーに乗せてー♪」ラララン

雪歩「…………!」ハッ

雪歩「わ、私ったら、なんて変な歌を……」カァァァ

雪歩「集中しよう。頑張れ、私!」

雪歩「うーん……。あんまりよく分からないけれど……。これでいいのかな?」

雪歩「最後はこうして……こうで……」

雪歩「……で、できたぁ!やったよぉ!」

雪歩「プロデューサーさんも喜んでくれるよね……」

雪歩「……………………」クルクルクル

雪歩「……えへへ。あったかい」

10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/18(日) 21:30:51.48 ID:z2XMYS5S0
真「君の心もがっちりホールド♪ぽわぽわキュンキュンさせちゃうぞー♪」ラララン

真「ここがこうなって、で、ここはこうして……んんんん!」

真「出来たぁーっ!」ジャジャーン

真「いやぁー。ボクもやれば出来るんだなぁ……」シミジミ

真「えへへ。手編みのマフラー!ボク、今すっごい女の子?」

真「それじゃー、最後に出来栄えを確認っ!」バッ

真「……………………」

真「なんで鉢巻になってるのぉ……」シクシク

11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/18(日) 21:33:03.08 ID:z2XMYS5S0
律子「……アナタをー♪包みます♪」ラララン

律子「私の愛でー♪」ララララン

律子「……………………私ったら……」カァァ

律子「それにしても、結構難しいのね……。でも、ちゃんと工程を踏めば完成するはず!うん!」

律子「えーっと、次は……」ペラペラ

律子「…………よし、こんなトコねー。……ん!我ながらいい出来!」

律子「さて……」

律子「…………どうやって渡せばいいのかしら……」

律子「プロデューサー。寒いでしょう?我慢しないで、これ、使ってください」バッ

律子「……………………私ったら……」カアァァ

12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/18(日) 21:34:15.21 ID:z2XMYS5S0
あずさ「やわらかーい♪あたたかーい♪貴方のお供にー♪」ラララン

あずさ「うふふ。編み物なんて久しぶりだわぁ」

あずさ「なんだか学生時代を思い出すわねー」シミジミ

あずさ「えーと、長さはどのくらいかしら……?」

あずさ「うん、私のマフラーとも大体同じくらいだわ。ちょうどいい感じ!」

あずさ「……………………うん!」

あずさ「やっぱり長さは二倍にしましょう」アミアミ

あずさ「うふふ……」アミアミ

13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/18(日) 21:37:00.45 ID:z2XMYS5S0
貴音「寒冷撃退ー♪闘魂注入ー♪」ラララン

貴音「ふぅ。実際にやってみると、中々に難しく、そして奥深いのですね」

貴音「手編みの手袋の不思議な暖かさ、なんとなく分かったような気がします」

貴音「編んだ人の想いが、それを通して伝わるのですね」シミジミ

貴音「ではわたくしも……。この一編み一編みに、わたくしのあの方への思いを……」

貴音「込めます!」アミアミッ

貴音「……………………!」ハッ

貴音「や、やっぱり、今のは無しにいたしましょう」ホドキホドキ

14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/18(日) 21:40:19.90 ID:z2XMYS5S0
響「寒い日だって、なんくるない♪頑張れるよー♪」ラララン

響「……ふぅ。やっと半分くらいだなー」

響「ちょっと模様とか凝ってみたら、思ったより時間がかかっちゃったぞ……」

響「…………ん?」

ねこ吉「ヘイヘイ!毛糸玉だ!毛糸玉が俺を呼んでるぜ!ヘイヘイ!」コロコロ

響「ぎゃー!ねこ吉!毛糸で遊ぶのはやめてくれー!毛が!毛が付いちゃう!」

響「皆も見てないで止めてくれー!」

いぬ美「それは無理よ。響」

ハム蔵「そうだな。毛糸玉の魅力にすっかり取り憑かれちまってる。もう俺たちの声は、アイツには届かないよ」

ブタ太「ああなっちまったアイツを止めることはもう出来ないのさ。たとえ、誰であってもな……」

響「うわーん!そんなぁー!」

15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/18(日) 21:43:24.73 ID:z2XMYS5S0
小鳥「繋がるよー♪君とー私ー♪」ラララン

小鳥「はぁはぁ……。で、出来た……」

小鳥「私の乙女力の全てをつぎ込んだわ……!音無小鳥、魂の最高傑作よ!」ババン

小鳥「よーし、プロデューサーさんにサラッと渡す練習を……」バッ

小鳥「…………ピヨ?」

小鳥「あ……!ここ!ここの真ん中辺り!ほつれてる!ちょっと失敗してるよぉー!」

小鳥「まさか……。やり直し?」

小鳥「もうやめて!小鳥の乙女力はもうゼロよ!」ピヨー

小鳥「しょうがないわね……。完璧を追い求める女。それが私だから……」シクシク

小鳥「地球の女性諸君……!私に、ほんのちょっとだけ乙女力を分けてください……!」ゴゴゴゴ……

16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/18(日) 21:46:47.78 ID:z2XMYS5S0
(数日後)

P(うーい。さっぶい)

P(最近また冷え込んできたなぁ……)

P(正直、宣言した手前言いづらいけど、辛いです。寒いです。凍えそうです)

P(本当に歳なのか?俺!?もうダメなのか?俺!?まだやれるだろ?俺!!)

P「よし!ファイト、いっぱぁ……」バッ

ヒュウウウゥゥゥゥ……

P「……ぁぁつぁぁああ!さっむい……!」ガタガタ

17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/18(日) 21:51:26.08 ID:z2XMYS5S0
春香「あ、プロデューサーさん!」

P「おう春香。……ちょっと待ったか?寒かったろ?ゴメンな?」

春香「いえいえ。それより、プロデューサーさんの方が寒そうですよ?」

P「そんなこたーないよ。全然平気!さ、さっさと帰ろうぜ」

春香「あ、あの。プロデューサーさん!これ!」

P「ん?何これ?マフラー?」

春香「それ、いつも頑張ってくれてるプロデューサーさんに感謝の印……っていうか……その!」

春香「とにかく!……あったかいんですよ?今度は、それを巻いて、外を歩いてくださいね!」

P「……ありがとな春香。……これ、春香が編んだの?」

春香「はい!」

P「そっか……。うん!嬉しいよ。ホントにありがとな!」

春香「いえいえ!そう言ってくれると、私も頑張った甲斐があります!」イェイ

18: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/18(日) 21:54:34.72 ID:z2XMYS5S0
P(マフラー巻いたことなんて今まで無かったから、正直どんなもんかと思ってたけど)

P(これはこれで結構暖かいのな!今まで侮っててすみません)

P(しかし、アイドルから手編みのマフラーなんか貰っちゃって、大丈夫かな?)

P(………………しかし暖かい)

P(ん。ここのスタジオだな。次は美希の送迎……と)

P(流石に中ではマフラーは外さないとな……よっと)

22: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/18(日) 22:07:02.39 ID:z2XMYS5S0
美希「ハニー!待ってたの!」

P「こら。外じゃーハニー言うなと何度も言っておろうに」

美希「相変わらずツレないハニーなの……」

美希「でも、そんなハニーもコレを見ればイチコロ!ミキにメロメロ間違いなしなの!」

P「……一体なん……!?」

美希「じゃーん!首元が寂しいハニーに、ミキからのプレゼントだよ!」

P「これは……マフラー!?」

美希「ご名答なの!さ、巻いて巻いてー」クルクル マキマキ

P「ちょっ、美希……」

美希「ん~!ミキの思ったとおり!すっごく似合ってるの!」

P「そっ、そうか?ありがとな、美希。あったかいよ」

美希「ミキの愛がぎっしりだから、トーゼンなの!」エッヘン

23: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/18(日) 22:09:08.91 ID:z2XMYS5S0
P(マズイ事になっちまった)

P(こうなった以上、片方だけ付けるなんてことは出来ない)

P(………………仕方ないな)

P(美希と春香には悪いが、とりあえずまだ俺は全然寒くないぜって事にして……)

P(…………カバンの中に)

P(……………………)

P(俺ってひょっとして最低なんじゃないだろうか……)

24: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/18(日) 22:11:07.11 ID:z2XMYS5S0
千早「プロデューサー」

P「おう、千早。……どうした?」

千早「あの、その。私、不器用でっ、日ごろお世話になってるのに、プロデューサーに感謝の思いのひとつも伝えられなくてっ……」

P「いやいや。そんな事ないって。ちゃんと伝わってるよ」

P「第一、感謝なんてそんなに気負わなくても。むしろ俺の方こそ感謝したいくらいだよ。毎日楽しくて、やりがいがあるし」

千早「それでも!何か、伝えたかったので……」

千早「……………………!」

千早「これ!受け取ってください!」バッ

P「えっ!?……コレは……マフラー……!?」

千早「買ったものを渡すのは嫌だったので、私が編んだん……ですけど。……あんまり上手く出来なくて……」シュン

P「いやいや!んな事ないよ。確かにちょっと不格好だけどな?でもそれが凄く暖かそうだぞ。温もりに溢れてそうだ。ビバ!ヌクモリティ!」

P「それにな?千早が俺の為に頑張ってくれたのが伝わるよ。……ありがとな、千早」

千早「……そう……ですか?……良かったぁ……!」パアァ

25: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/18(日) 22:12:50.88 ID:z2XMYS5S0
やよい「あっ。プロデューサー!」タタタ

P「おう。どうしたやよい?」

やよい「えへへー。プロデューサーに突撃プレゼントです!」

P「そ、そっか。それは楽しみだなぁ!」

P(やよい……!背中に隠してるけれど、ばっちり見えちゃってるよ!……そのマフラー……)

やよい「じゃーん!マフラーです!すっごく暖かいですよー!」ジャーン

P「おおっ!ホントか!ありがとなーやよいー!」

やよい「えへへー!こちらこそー!」

やよい「プロデューサー!寒いのに、そんな薄着で出歩いちゃダメなんですよー!」メッ

P「あっ。ごめんなさい……。でも、これがあれば大丈夫だよ」

やよい「うん!そうなんですよー!しっかり巻いて、お仕事頑張って下さいね!」

26: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/18(日) 22:14:18.92 ID:z2XMYS5S0
伊織「あっ。いたいた。探したわよプロデューサー」

P「おう、伊織か。何か御用ですかな?なんなりと」

伊織「用っていうか。アンタに渡したいものがあるの」

P(………………………!)

伊織「はい、これ。ありがたく受け取りなさい」

P「マフラー……か。これ、伊織が編んだのか?」

伊織「まあ……そうよ。暇があったから、ちょっとね」

P「……随分と手が込んでるように見えるけれど」

伊織「そっ、それは気のせいよ!私の技術が高いから、そう見えるだけ!そんなの、ホントになんでもないんだから!」プンスカ

P「へぇ……。うん、そうだな」

伊織「分かればいいのよ。……大切にしなさいよね。この伊織ちゃんの手作りなんだから」フフン

P「あ、ああ。もちろんだよ。ありがとな、伊織」

伊織「……うん。……破れたりしたら、いつでも繕ってあげる」

27: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/18(日) 22:16:41.62 ID:z2XMYS5S0
亜美「ヘイ兄ちゃん!」ヘイ

P「ハイ亜美」ハイ

亜美「ヘイヘイ兄ちゃん!これ!」ヘイヘイ

P「ハイハイ亜美。……これは……」

亜美「世紀の美少女、双海亜美の編んだ手作りマフラーだよー!」イェイ

P「おう……。うん。うん!ありがとな!亜美!」

P「して、世紀の美少女」

亜美「なんだい?」

P「途中からの編み物スキルの上達が見事っすね。グラフに表すと垂直上昇っすね」

亜美「あぁ……それは……その……」

亜美「あ、愛故の急成長!」ババン

28: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/18(日) 22:17:49.80 ID:z2XMYS5S0
真美「に、兄ちゃーん」ヒョコ

P「うん?どうした真美?」

真美「ちょっとこっちに……」チョイチョイ

P「…………?」

真美「その……ね?あの……」モジモジ

真美「ぷっ、プレゼントっ!」バッ

P「んっ……。これは……。マフラーか」

真美「あの、その、兄ちゃん、すっごく寒そうだったから……それでね?あの……」モジモジ

P「…………ん!ありがとなー真美。助かるよ。ホントに」

真美「ほっ、ホント?」

真美「んっふっふ~。こんな美少女にここまでさせたんだから、責任は取らないとダメだよ!兄ちゃん!」

29: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/18(日) 22:20:31.06 ID:z2XMYS5S0
雪歩「あ、あのぅ……ぷろ……」

P「……は……は…………ハァックシェェン!!……う~い」ズルズル

雪歩「うぅ……」グスン

雪歩「ぷっ、プロデューサー!」

P「うえぃ!?……おう、雪歩か。俺に何か用か?」

雪歩「あの…………はい!」

雪歩「いつもお世話になってるプロデューサーに、プレゼントです!」バッ

P「えっ?……おー。マフラーか。暖かそうだなぁ」

雪歩「その、私なんかが編んだもので、申し訳ないんですけど……」

P「おいおい。何言ってんだよ雪歩。全然申し訳なくなんかないよ。最高だ!なんてったって雪歩の手作りなんだから!」

雪歩「そ、そうですか……?」

P「うん。そうです!」

雪歩「えへへ……。良かったですぅ」パァァ

30: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/18(日) 22:21:32.65 ID:z2XMYS5S0
真「プッ、ロデューサー!」

P「まっ、ことー!……何か御用でも?」

真「はいコレ!プレゼントです!いつもありがとうございます!プロデューサー!」

P「いやはや。恐縮です。有り難き幸せ」

真「むー。なんかボクの予想してたリアクションと違うんですけど!」

P「予想って……どんなよ?」

真「えっ?それは……。えへへ~」クネクネ

P「一体どんな予想を立ててんだよ……」

真「そっ、それはどうでもいいんです!ささ!開けて開けて!」

P「お、おう。……これは……手編み……の、マフラーか」

真「へへー!ボク、頑張っちゃいました!」

P「ははは。ありがとな、真」

真「いえいえー!」

31: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/18(日) 22:24:27.47 ID:z2XMYS5S0
律子「………………………」ソワソワ

P「…………………よし!じゃあそろそろ出ようかな。……行ってきまーす」ガチャ

律子「……………………!」ダッ

律子「ぷっ、プロデューサー!」

P「ん?律子、どうした?俺、なんか忘れ物でもしてたか?」

律子「……またそんな薄着で外出歩くんですね。もう、風邪ひいたらどうするんですか。ただでさえ休みも少ないのに……。もっと自分を大切にしてください!」

P「……いや?俺は十分自分を大切にしてるぜ?私が誰より一番!」

律子「またそういう適当なコト言う……」

律子「もういいです。これでも巻いててください」クルクル

P「りっ、律子?これって……」

律子「わ、私が編んでみたんです!暇つぶしですよ?…………おかしいですか!?」

P「全然おかしくなんてないよ。むしろ似合うと思うぞ?心配かけたのはゴメン。色々とありがとうな」

律子「うぅ……。もう、あなたって人は……」

32: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/18(日) 22:27:21.17 ID:z2XMYS5S0
あずさ「プロデューサーさん」

P「ん?どうかしました?あずささん」

あずさ「ちょっと目を瞑ってもらえませんか?」

P「え?……まあいいですよ。……はい」

あずさ「うふふ。ありがとうございます」ファサ クルクル マキマキ

P「ん?なんか暖か……。って、これは……」

あずさ「はい。ちょっと編んでみちゃいました!とっても似合ってますよ~」

P「そ、そうですか?ありがとうございます、あずささん。凄く暖かいです」

あずさ「うふふ。どういたしまして」

P「…………ところであずささん」

あずさ「なんでしょう?」

P「あの、気を悪くしないで下さいね?……このマフラー、なんか滅茶苦茶長くないですか?」

あずさ「それはですね……。こうやって……」クルクル

あずさ「二人で温まるためですよ」ニコッ

33: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/18(日) 22:29:34.19 ID:z2XMYS5S0
貴音「あなた様、さむくありませんか?」

P「……いや?大丈夫だよ」

貴音「ふふ。やはりあなた様は……」ファサ 

P「た、貴音……?」

貴音「わたくしの」クリクル

貴音「わたくしの、前では、強がりはやめてください」マキマキ

P「ははは。そんな大げさな事じゃないだろ、今回は。ただの見栄ってヤツだよ」

貴音「どんな些細な事であっても……です」

貴音「わたくしは、いつもあなた様に支えられています」

貴音「ですから、わたくしも、あなた様の支えになりたい。拠り所になりたい」

貴音「わたくしの前では、見栄も嘘も強がりも無し。ですよ?」

P「…………分かった。約束するよ」

貴音「ふふ。約束……ですね」

34: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/18(日) 22:33:56.81 ID:z2XMYS5S0
響「プロデューサー!」

P「おう、響。どうかしたか?」

響「冬の寒さに震えるプロデューサーに、自分からのプレゼントだぞー!」

P「いや別に震えてないけれど」

響「自分の目は誤魔化せないさー!」チッチッチ

響「はいこれ!ぜひぜひ使って欲しいぞ!」

P「これは……。マフラーか」

響「へへー!自分の手作りなんだー!」

P「コレ、手編み!嘘ぉ!?こんな複雑な模様入ってるのに!?」

響「自分、編み物は得意中の得意だからなー!久しぶりに、ホンキ出しちゃったぞ!」ヘヘン

P「そ、そうか。俺のために久しぶりの本気を使ってくれてありがとうな」

響「べ、別にそういうワケじゃ……!ただ、たまにはホンキでやらないと、腕が鈍っちゃうから……!」

響「でも、言ってくれれば、いつでも自分のホンキ、見せてあげるよ!」

35: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/18(日) 22:36:44.72 ID:z2XMYS5S0
P「さて、と。今日はちょっと早く帰るか……。音無さん、お先に失礼してもいいですか?」

小鳥「はい。全然オッケーですよー。最近プロデューサーさん、残業続きだったでしょう?今日は早く帰って、ゆっくり休んでください」

P「ありがとうございます!では、お言葉に甘えて……」

小鳥「…………プロデューサーさん!」

P「ん?なんですか?」

小鳥「外は寒いですよ。これを……」ファサ クルクル マキマキ

P「ま、マフラー?」

小鳥「うふふ。一応、私の手編み……なんですよ?」

P「えっ?……そうなんですか?」

小鳥「溢れる私の気持ちをたっぷり編み込んであります~!」

P「へ、へえぇ…………」

小鳥「ちょ、ちょっと!あんまり顔を引きつらせないで下さいよ!恥ずかしいじゃないですかぁ!」アセアセ

P「ははは。すいません。……ありがとうございます。音無さん。これで帰り道も安心です」

小鳥「はい!プロデューサーさん、また明日!」バイバイ

36: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/18(日) 22:38:35.12 ID:z2XMYS5S0
(Pの家)

P(なんて事だ……)

P(まさか765プロ女性陣全員から手編みマフラーをいただく事になるとは……)

P(もしかしなくても、俺って最低だな)

P(…………刺されたりしないだろうな?俺……。いやむしろ……)

P(しかし、こうして並べてみると十四人十四色。皆中々に個性的だ)

P(皆頑張ってくれたんだろうなぁ……。俺なんかのために……)

P(ますます罪悪感だ……。ゴメン皆……)

37: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/18(日) 22:40:04.67 ID:z2XMYS5S0
P(で、問題は明日だよ……)

P(どうしようか。……まさかどれもつけていかない訳にはいかないし)

P(かといってどれか一つなんて……)

P(選べない!……選べないよ……)

P(……こうなったら……。最終手段だ)

38: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/18(日) 22:42:11.57 ID:z2XMYS5S0
(翌日)

春香「うぅ~。今日も寒いね~」

真「あれ?春香、マフラー変えた?」

雪歩「あ、本当だ」

春香「えへへ~。実はねー。これ、私が編んでみたんだー」

真(手編みの……)

雪歩(マフラー……)

春香(うふふ。ひそかにプロデューサーさんと……お揃い!)

亜美「あ!それなら、亜美も最近自分でマフラー編んでみたんだ~。キグウだねーはるるん!」

春香「え?亜美も……?」

亜美「うん!兄ちゃんへのプレゼントにちょっとね~」

全員「!?」

39: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/18(日) 22:46:04.05 ID:z2XMYS5S0
やよい「えぇ~!亜美もプロデューサーに!?」

亜美「亜美も……ってコトは、まさかやよいっちも?」

やよい「えへへ~。実はね~」

亜美「真美も、兄ちゃんにプレゼントしたんだよー。ね?真美?」

真美「え?あ……うん」

亜美「と、いう事は、今美少女の手編みマフラーが三枚も兄ちゃんの手元に……」

やよい「なんだかお得ですねー!」

亜美「まったく、兄ちゃんって罪なオ・ト・コ!……って、あれあれ?皆もどうしたの?」

40: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/18(日) 22:50:30.33 ID:z2XMYS5S0
春香(これはピンチですよ!ピンチ!)

美希(むー。ハニーへのプレゼントはミキの特権であるべきだって思うなー)

千早(皆も同じ考えだったなんて……)

伊織(ネタ被りだなんて……!私としたことが……!)

真美(亜美だけじゃなくって、皆も兄ちゃんに手編みマフラー送ってたなんて……)

雪歩(うぅ~……。やっぱり私って、ダメダメなのかなぁ……)

真(折角頑張ったのに……。ハチマキのまま渡せば良かったかな……)

律子(不意に入ってきた情報に、思わず飛びついてしまったわね……)

あずさ(これは……。プロデューサーさんからしたら修羅場ってヤツかしら)

貴音(相変わらずのわたくし達の仲の良さ。ですね。……この時においては、残念ですが)

響(もうちょっと頑張って、手袋にするんだったぞ……。自分のバカ……!)

小鳥(ピヨ~。皆ばっちりプロデューサーさんの言葉は耳に入れてるのね……)

41: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/18(日) 22:55:45.64 ID:z2XMYS5S0
律子「どうやら全員がプロデューサーにマフラーを送っているようね……」

千早「それも全員手編みで、ですね」

全員「………………………」

亜美「あれ?じゃあ兄ちゃん、誰のマフラーつけて来るんだろ?」

全員「………………………!」

あずさ「今日、プロデューサーさんは……?」

小鳥「出がけに一箇所回ってから来ると言ってたから……。そろそろ……かな?」

美希「……ん!ハニーが来たような気がするの」

真美「あ。ホントだ。兄ちゃんの車……」

響「噂をすれば。というヤツだなー」

伊織「それより美希の謎の特殊能力について誰か一言ないの?」

42: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/18(日) 22:57:13.55 ID:z2XMYS5S0
亜美「一体兄ちゃんは誰もマフラーを、その首に巻いているのか……!」

美希「み、ミキのに決まってるの!」

伊織「な、何言ってるのよ!……私の……に……」

貴音「…………ここは引くことはできませんね」

春香「…………あ!降りてくるよ……!」

全員「………………………!」

43: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/18(日) 23:05:40.17 ID:z2XMYS5S0
真「…………ねえ」

春香「どうしたの」

真「あれ、ホントにプロデューサー?」

雪歩「なんかすっごく頭が大きいね……」

響「七色のマリモが、スーツ着て歩いてるぞ……」

亜美「あ、あれが……。封印されし伝説の魔人、レインボー・マリモヘッドなのか……!恐ろしい力を感じるぜ……!」

やよい「…………周りの人たちがすっごい目でプロデューサーを見てますー!」

貴音「その視線も物ともせず、悠然と胸を張って歩いていますね……」

あずさ「ある種の威厳を感じるわ~」

真美「恐るべきタフネスだね……。きっと兄ちゃんの心臓は毛むくじゃらだよ……」

美希「そんなコトないの!ハニーのハートだもん。きっとキラキラに輝いてるって思うな」

伊織「そういう意味で言ったんじゃないでしょ」

千早「プロデューサー……まさかとは思うけれど……」

小鳥「いいえ。千早ちゃん。あなたの目に狂いは無いわ。……間違いなくアレは全部巻いてる」

律子「はぁー……。そうきたかぁー……」

44: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/18(日) 23:08:11.37 ID:z2XMYS5S0
P「おーう。おはようー!今日も寒いなー!」ガチャ

P「…………ん?皆どうしたんだ?そんなトコで皆して固まって」

春香「プロデューサーさん……」

P「ん?どうした?」

春香「…………いえ」

P「それにしても、皆ありがとう!おかげで今日の通勤は暖かかったよ!はははは!……はは」

千早「プロデューサー」

P「…………ごめん皆。……ホントにごめん」

P「選べ…………なかった」

美希「…………ハニー。ミキ達、そういう中途半端な優しさはいらないの」

伊織「そうね。私たちが知りたいのは、一つだけだわ」

真美「兄ちゃん。…………誰のマフラーが一番好き?」

45: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/18(日) 23:11:28.04 ID:z2XMYS5S0
P「………………………!!」

雪歩「お願いします!教えてください!」

真「このままじゃスッキリしません!」

P「…………でも」

貴音「例えここであなた様に選ばれなかったとしても、それでどうとなる訳でもありませんよ」

響「そうだぞ!自分たちの仲の良さは、プロデューサーが一番良く知ってるでしょ?」

やよい「誰かをいじめたりなんかしません!」

亜美「そんな不届き者は、亜美がセイバイしてあげるよ!」

P「…………いいのか?」

あずさ「はい。もちろんです」

律子「まあ……。正直なところ、凄く気になりますしね」

小鳥「もう覚悟はできてます!」

全員「プロデューサー!!」

46: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/18(日) 23:13:35.90 ID:z2XMYS5S0
P「……分かった」

P「俺も変な優しさは捨てるよ。……皆、本当に悪かったな。そして、本当にありがとう」

P「俺が一番気に入ったマフラーは―――」

全員「………………………!!」

47: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/18(日) 23:19:07.44 ID:z2XMYS5S0
終わりです。
すいません。これで終わりなんです。
結局、俺には誰か一人を選ぶことなんて出来なかったのさ……!
途中の口調の間違いなど、至らない点があってすいません。お恥ずかしい限りです。
読んでくれた方!ありがとうございました!
49: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/18(日) 23:26:09.03 ID:nlIs/0i2o
乙! いいところで切ったな。気持ちはよくわかる確かに選べないな…
基本DDではあっても推せるアイドルはいるけど悩むし苦しいしな。
51: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/18(日) 23:45:35.91 ID:D+M6IsLt0
え?今から14ルート分岐のエンディング書くんじゃないの?

面白かったよ。乙

元スレ
タイトル:P「14枚のマフラー」
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