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カテゴリーに「五等分の花嫁」追加 ٩(๑´0`๑)۶

橘純一『Snow halation』~アコガレ~

アマガミ

【前回の復習】
橘純一『Snow halation』~デアイ~

233: ◆14OmzaYn4c 2015/07/15(水) 11:56:29.94 ID:IJhnv1GB0

~アコガレ~ 
『薫と穂乃果さんと…田中さんで屋上ランチだ!』 

橘(あれから) 

橘(僕はほんの少しだけ積極的に穂乃果さんに接するようになった) 

橘(それで、穂乃果さんと薫と3人でいることが更に増えたけど…) 

橘「…あ、そういえば、今日は田中さんもいたね」モグモグ 

田中「そういえばって!?ひどいよ橘くん…」 

棚町「そうよー恵子はおまけじゃないんだからー」 

田中「薫も投げやりじゃない…?」 

234: ◆14OmzaYn4c 2015/07/15(水) 11:57:09.35 ID:IJhnv1GB0
穂乃果「恵子ちゃん、穂乃果は恵子ちゃん大好きだよっ!」ギューッ

田中「わぷっ!穂乃果ちゃん、苦しいよーっ」

橘(薫のおかげで、田中さんも穂乃果さんと仲良くなった)

橘(田中さん、結構人見知りなのにやるなぁ穂乃果さん)

田中「うぐぐ…ぷはっ!穂乃果ちゃん苦しいってば!」

穂乃果「えーっ!抱き心地いいのに残念!」パッ

田中「はぁ…はぁ…」

橘(それにしても…)

橘「いいなぁ」ボソッ

235: ◆14OmzaYn4c 2015/07/15(水) 11:58:02.30 ID:IJhnv1GB0
田中「…え?」

穂乃果「!」カァッ

棚町「純一…アンタってヤツは…」

橘「へ?しまった!口に出て…!」

穂乃果「も、もーっ!やめてよね純一くん!」

橘「ごめんごめん」

田中「…薫」ボソッ

棚町「なによ」ボソボソ

田中「橘くんって穂乃果ちゃんのこと好きなんじゃないかな!」ボソボソ

棚町「…あー」

田中「これは発見だよね!?でもスクールアイドルとの恋は辛く厳しいものに…!」

田中「そしてだからこそ燃え上がる愛…!」

236: ◆14OmzaYn4c 2015/07/15(水) 11:58:50.81 ID:IJhnv1GB0
棚町「…恵子」

田中「ああっ!どうして二人は一緒にいられないの!?引き裂かれる運命、残酷な結末…!」

棚町「恵子」

田中「…なに?薫、女の子ならこれくらい気付いてあげないとダメだよ!」

棚町「…」ジトッ

田中「そ、その目はなにかな…」

棚町「…」チラッ

橘「穂乃果さんってお腹も柔らかそうだよね」ワイワイ

穂乃果「それセクハラだよっ!体重も今は大丈夫だもん!怒るよ!?」キャッキャ

棚町「…」ポン

田中「え?何、薫、この手は」

棚町「後で教えてあげるわ…」

田中「え?う、うん…」

237: ◆14OmzaYn4c 2015/07/15(水) 11:59:34.92 ID:IJhnv1GB0
橘「…?薫、どうかしたのか?」

棚町「いえ…なんでもないわ…」

穂乃果「?…よくわからないけど、ファイトだよっ!薫ちゃん!」グッ

棚町「ええ…ありがとう穂乃果」

田中「???」

238: ◆14OmzaYn4c 2015/07/15(水) 12:00:15.22 ID:IJhnv1GB0
―――――――――――――――――

――――――――――

―――――

―――――教室
田中「…」キラキラ

橘(田中さんからの視線が痛い…)

田中「…」キラキラ

橘(いったい僕が何をしたって言うんだ!)

穂乃果「むっ」チラッ

穂乃果(…)ゴソゴソ

穂乃果(えい)ピン

橘「てっ!…消しゴム?穂乃果さんの…」

穂乃果「…」ツーン

橘「穂乃果さん?消しゴム飛んできたよ?」コソコソ

239: ◆14OmzaYn4c 2015/07/15(水) 12:01:12.14 ID:IJhnv1GB0
穂乃果「…」ツーン

橘「…?穂乃果さん?」

穂乃果「…」ツーン

橘「…いらないなら別にいいんだけどさ」スッ

穂乃果「あっ、それは困るよ!」バッ

高橋「…そこ!さっきから何やってるの!」

橘「は…」

穂乃果「ひゃい!?」

240: ◆14OmzaYn4c 2015/07/15(水) 12:01:39.66 ID:IJhnv1GB0
高橋「授業はちゃんと聞きなさい!」

橘「はい…すみません…」

穂乃果「気をつけますぅ…」

薫(なにやってんだか)

田中(授業中にも何か仕掛けるなんて、レベル高いなぁ…)キラキラ

穂乃果「…むぅ」

橘(なんなんだまったく…)

241: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/15(水) 13:47:40.84 ID:KGyXob05o
読んでいてニヤニヤが止まらないやばい
242: ◆14OmzaYn4c 2015/07/15(水) 18:13:28.53 ID:jd0JihrH0
『田中さんと2人なんて、何を話せばいいんだ…?』

田中「橘くん!」

橘「うわっ!なに、田中さん、そのテンション」

田中「穂乃果ちゃんのこと、好きなんだって!?」

橘「ああ、うん…薫か」

田中「すごいね!告白までして、惚れさせろなんて言われて!」

橘「ちょ、そこまで知ってるの!?」

田中「うん?薫に全部聞いたよ!すごいなぁ…憧れちゃうなぁ…」

橘(薫め…信用できるんだけど、田中さんにだけはペラペラ喋るからなぁあいつ…)

243: ◆14OmzaYn4c 2015/07/15(水) 18:14:22.16 ID:jd0JihrH0
田中「それでさ、なにか進展はあったの?そういえばこの間、授業中に何かしてたよね!?」

橘「お、落ち着いてよ田中さん…授業中のは、ただ穂乃果さんの消しゴムを取ってあげただけで…」

田中「へぇ~…あと、前に噂になった、『橘純一スクールアイドルのほっぺお触り事件』の真相を…」

橘「あ、あれってそんなに騒ぎになってたの!?」

田中「甘いよ橘くん!一時期校内の注目を掻かっさらって、デマだなんだと言われたけど…」

田中「最近、穂乃果ちゃんの近くに橘くんがよくいて、仲良さそうにしてるからあれは真実ではないかって…」

橘「なっ!そんなことまで…やっぱり近くにいると騒がれるのか…」

田中「気にしないで橘くん!小耳に挟んだところ、薫が暗躍して抑えてるらしいから!」

橘「薫が!?また暴力で何とかしてるんじゃないだろうな…」

田中「それが、あの絢辻さんの弱みを握って、協力してもらってるとかなんとか…」

橘「絢辻さんの!?すごいなぁ薫…」

田中「だからね!?ほっぺお触り事件の真相を…!」ガシッ

橘「うわ!近い!近いって田中さん!」

田中「お願い…!私も2人のために協力するからぁ!」ウルウル

244: ◆14OmzaYn4c 2015/07/15(水) 18:15:52.12 ID:jd0JihrH0
―――――

穂乃果(ふはー!今日の練習おわりっ!)

穂乃果(純一くん来るかと思ったけど、来なかったなぁ…まぁそんな日もあるよね!)

ウワ!チカイ!チカイッテタナカサン!

穂乃果「…?」

穂乃果(教室から、純一くんの声?あと…田中さん、って恵子ちゃんのことだよね)

穂乃果「…」ムッ

穂乃果「教室で2人で何やってるのかなー…」ヒョコッ

245: ◆14OmzaYn4c 2015/07/15(水) 18:16:57.32 ID:jd0JihrH0
田中「…!!」ガッシ

橘「…!!!」グイ

穂乃果「…!!」バッ!

穂乃果(近い!近いよ!でも純一君は引き離してる…?)

穂乃果(…)

穂乃果(もしかして!)ピーン

穂乃果(恵子ちゃん純一くんのこと好きだったとか!?)

穂乃果(だとしたら、穂乃果は恵子ちゃんの恋を終わらせた女…!?)

穂乃果(あー!!どうしよー!!!!)クネクネ

棚町「…」

穂乃果「~!」クネクネ

246: ◆14OmzaYn4c 2015/07/15(水) 18:18:35.71 ID:jd0JihrH0
棚町「…なにやってんの、教室の外で」

穂乃果「…はっ!薫ちゃん!」

棚町「純一と恵子いない?ちょっと職員室行ってる間待っててもらってて…」ガラ…

穂乃果「だ、だめだよ!!!!今入っちゃ…!!!」ガシッ

棚町「へ?うわわ、穂乃果!危な…!」ヨロ

穂乃果「は…」ヨロ

ドンガラガッシャーン!!

橘「!?」

田中「なに!?」

247: ◆14OmzaYn4c 2015/07/15(水) 18:19:38.61 ID:jd0JihrH0
棚町「っててて…」

穂乃果「ご、ごめんねー薫ちゃん…」

橘「薫!?それに、穂乃果さん…」ハッ

田中「あ…大胆…」

棚町「?…!!」オシタオサレー

穂乃果「ひゃぅ!顔近…!」オシタオシー

橘「そうか…穂乃果さん…」

穂乃果「な、なにかな…」

橘「何かおかしいと思ったら…」

棚町「…」ムクッスタスタ

248: ◆14OmzaYn4c 2015/07/15(水) 18:20:43.66 ID:jd0JihrH0
橘「薫が好きだったのか!!!!」

田中「ええええええええええええ!!!!!」

穂乃果「?うん!薫ちゃん、だ~いすき!」

橘「やっぱり!!うわああああああ!!!」

棚町「なに面倒な誤解してんのよっ!」バキィ

橘「ごふぅ」バタン

穂乃果「暴力はダメだよ!薫ちゃん!そんな子は…」ワキワキ

田中「…!!」

249: ◆14OmzaYn4c 2015/07/15(水) 18:21:33.96 ID:jd0JihrH0
棚町「ちょ、ちょっと穂乃果!今はダメ!更に面倒なことに…!」

穂乃果「問答無用!希ちゃん直伝、わしわしマーーーーックス!!!」ワシワシ

棚町「きゃああああああ!!!!」

田中「硝子の花園…!ハラショー…!」

橘「なん…だ…こ…れ…」ガクッ

――――――――――――――

―――――――――――

―――――――

――とある男子生徒の手記
~『反省中』書いてある札を首から下げた高坂さんと田中さん、大将が昇降口で突っ立ってるのを見つけるが、言及することを諦める。3人の隣にいる棚町の目がやけに怖い…~

250: ◆14OmzaYn4c 2015/07/15(水) 19:05:30.01 ID:jd0JihrH0
『梅原にあのときのお礼を言おう!』

―――――教室
橘「梅原!」

梅原「なんだ大将。やけに元気がいいな!」

橘「このあいだはお前の助言のおかげで色々助かったからな!そのお礼を…」

梅原「ああ?そんなのいいって!俺たち親友、だろ?」

橘「梅原…!それじゃあこのローアングル探偵団常夏スペシャルは持って帰るか…」

梅原「おーっと!よくよく考えたら礼を受け取らないのは逆に無礼だよなぁ!ということで、受け取ってやるよ、大将」

橘「なんてわかりやすいヤツ…ほらこれ、袋に入れてあるし、マンガ雑誌に挟んであるから」コソッ

251: ◆14OmzaYn4c 2015/07/15(水) 19:06:49.65 ID:jd0JihrH0
梅原「おぉっ!やっぱ持つべきは親友だなぁ!」

橘「それ僕が言うべき台詞だったんじゃないのか…?」

梅原「いいだろ、そんなのどっちでも!」

橘「梅原がいいならいいけど…」

梅原「うんうん…そういや大将、結局悩み事ってのはなんだったんだ?」

橘「え?梅原、興味ないって言ってたじゃないか」

梅原「そうなんだけどよー、棚町が訳知り顔でな?そうなると大将の親友としては悔しいじゃねぇか」

橘「…まぁ、そういうことなら。梅原なら言ってもいいかな…」

梅原「そうこなくっちゃ!」

橘「あれはな、…」

252: ◆14OmzaYn4c 2015/07/15(水) 19:08:15.06 ID:jd0JihrH0
――――――――――――――――――――――――

―――――――――――――――――

――――――――――――

―――――――

橘「と、いう訳で今は穂乃果さんを…」

梅原「…大将」

橘「ん?」

梅原「最近やたらと一緒にいると思ったら…」

橘「?」

梅原「…」

橘「…」

253: ◆14OmzaYn4c 2015/07/15(水) 19:10:17.42 ID:jd0JihrH0
橘「な、なんだよっ!」

梅原「…くっ…」

橘「う、梅原…?」

梅原「大将の…」

橘「おい、梅原どうし」

梅原「裏切り者ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」ダッ

橘「梅原!!!梅原ぁあああああああ!!」

254: ◆14OmzaYn4c 2015/07/15(水) 19:10:58.91 ID:jd0JihrH0
棚町「…アホくさ」

田中「あはは…」

穂乃果「…?梅原くん、どうかしたのかな」

棚町「放っといていいわよ、あんなの」

穂乃果「?」

255: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/16(木) 01:11:48.70 ID:pyGvZBMy0
橘さんになら全キャラ任せられる

っていったら怒られるだろうか

256: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/16(木) 01:19:47.35 ID:8HMZ+3TXO
コンビ組ませるとしたら
絢辻&穂乃果
梨穂子&かよちん
七咲&えりち
薫&にこ
はるか&海未
ふかふか&ことり
スト子&希
みゃあ&凛
響&真姫
って感じかな
257: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 01:21:05.30 ID:neKZ3Hxg0
『薫に呼び出されたけど、なんの用だろう』

橘「水泳の補習を?」

棚町「そそそ!ちょーっと代わって欲しくてさー」

橘「代わるもなにも、無理だろ。出席取るし、だいたい僕は男だ!」

棚町「それがさ!今日はいつもの先生が休んでるから、代理の人が来るらしいのよ~」

橘「はぁ…」

棚町「出席簿も性別までは書いてないし、薫なんて男か女かわかんないでしょ?」

橘「でも水着が」

棚町「水泳部の備品ちょろまかしてくるから!」

橘「でもなー…」

棚町「…わかったわよ」

橘「?」

258: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 01:22:22.54 ID:neKZ3Hxg0
棚町「穂乃果ー!」

穂乃果「んー?どうしたの薫ちゃん」

棚町「今日の放課後なんだけど、プール入らない?」

穂乃果「プール!?入る入る!」

橘「お、おい薫」

棚町「じゃあ、はい、これ水着。私のだからサイズは合うと思うんだけど…」

穂乃果「うん!…薫ちゃんは入らないの?」

棚町「私は、ちょっとバイトがね~」

穂乃果「え~!一人じゃつまんないな~」

259: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 01:23:03.50 ID:neKZ3Hxg0
棚町「だ・か・ら…純一が一緒に入ってくれるって!」ポン

橘「か、薫!何を…」

棚町「大丈夫よ、水泳部には話を通しておくわ」グッ

橘「そういう問題じゃあ…!」

穂乃果「ホント!?わーい!楽しみだね!純一くん!」

橘「あ、う、うん!そうだね…ははは…」

棚町「それじゃ、よろしくぅ~」

橘「くっ…」

穂乃果「温水プール♪楽しみ~♪」

橘「…普通の25メートルプールなんだけどなぁ」

穂乃果「♪」

260: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 01:23:56.49 ID:neKZ3Hxg0
『嗚呼…ここが楽園か…』

橘(結局断りきれずにプールまで来てしまった)

橘(しかし…)

橘(今の僕は薫に感謝しているっ!)

橘(なぜなら…)

穂乃果「あ、純一くん!」

七咲「先輩?なんでここに…」

橘「ちょっとね」

橘(…)チラッ

穂乃果「?」

橘(…bravo!)

橘「ここが天国…!」

261: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 01:24:32.90 ID:neKZ3Hxg0
七咲「先輩?」

橘「あ、なんでもない!なんでもないよ!」

七咲「…」ジトッ

橘「ところで、補習の先生はまだかな~」

七咲「知らないんですか、先輩」

橘「え?」

七咲「今日の補習はいつもの先生が休みなので…」

橘「違う先生がやるんだろ?」

七咲「水泳部の部長が代理を務める、って」

262: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 01:25:08.46 ID:neKZ3Hxg0
橘「…え?」

塚原「そういうこと。よろしくね?」

橘「うわぁあ!つ、塚原先輩!?」

塚原「…そんなに驚かなくてもいいじゃない」

橘「す、すみません…」ドキドキ

塚原「補習用のプリントは先生から預かってるから、名前を呼んだ人から取りにきてください」

七咲「高坂先輩、先輩は水泳部の仮入部扱いなので、こちらに」

穂乃果「うん!わかったよ七咲さん!」

穂乃果「おーい!補習終わらせてはやくこっち来なよーっ!」ブンブン

橘「…ははは」

263: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 01:25:49.59 ID:neKZ3Hxg0
塚原「棚町さん!…棚町薫さん?」

橘(う…これだよ…どうするかなぁ)

塚原「いないの?棚町薫さん!」

橘(ええい、やるしかない!)

橘「はい」

塚原「…」

橘「…」

塚原「えーっと…」

塚原「棚町、さん?」

橘「そうです」

塚原「…」

橘「棚町薫です」

塚原「…」

264: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 01:26:42.12 ID:neKZ3Hxg0
橘「…」

塚原「…はい、プリントです。頑張ってくださいね」カサッ

橘「あ、ありがとうございます!」

塚原「…どうなってるのかしら」

橘(さて、塚原先輩が優しい人でよかった…)

橘(プリントは…クロール50m、平泳ぎ50mに背泳ぎ25mか。結構あるけど、早く終わらせてあっちに)チラッ

七咲「高坂先輩!準備体操はしてくださいっ!」

穂乃果「えー?いいよそんなの!早く泳ぎたいー!」

七咲「ダメです!溺れたりしたらどうするんですか」

穂乃果「ちぇーっ」グッグッ

橘(よし!頑張ろう!)

265: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 01:27:54.61 ID:neKZ3Hxg0
塚原「各々課題がこなせたら私のところへプリントを持ってきてください」

塚原「それでは、はじめ!」ピィーッ

橘「うおおおおおおーっ!!!」バッシャーン!

塚原「棚町君飛び込まない!…まったく」

タチバナ<ウオオオオオ!

穂乃果「純一くん、気合入ってるなぁ!」

七咲「また変なこと考えてなきゃいいんですけど…」

穂乃果「七咲さんは純一くんのこと知ってるの?」

七咲「はい。妹さんと友達で…そういえば、一緒にサイン貰いましたよ」

穂乃果「え!?あのとき純一くんの妹さんの隣にいたの、七咲さんだったの!?」

七咲「はい。サイン、家に飾ってありますよ」クスッ

266: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 01:28:34.28 ID:neKZ3Hxg0
穂乃果「ごめんね!?忘れてた、というか、なんというか…」

七咲「いいんですよ。あのときはたくさん人がいましたし」

七咲「美也ちゃんは元気が良いので記憶に残りやすいですよね」

穂乃果「うー…でも…」

七咲「ふふ…優しいんですね、高坂先輩」

穂乃果「え?そうかな…えへへ」テレテレ

穂乃果「…そういえば、よく考えたら妹さんとお友達だからって知り合いになるわけじゃ…」

穂乃果「あ、お家に遊びに行ったり?」

七咲「…それはですね」

穂乃果「?」

267: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 01:29:23.46 ID:neKZ3Hxg0
七咲「…橘先輩は覗きの常習犯で」

穂乃果「覗き!?」

七咲「よく、窓とかドアの隙間から水泳部を覗いてるんです」

穂乃果「純一くん…」

七咲「塚原先輩と私で追い出しますけどね」

穂乃果「…」ムムム

七咲「でも、最近は来ませんね。忙しくなったんでしょうか」

穂乃果「…あ」

七咲「平和でいいんですけどね」

穂乃果「そっか」

穂乃果(…)

268: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 01:30:35.88 ID:neKZ3Hxg0
七咲「それでは高坂先輩。お手並み拝見、といきましょうか」

穂乃果「…うん!見てなよ~!」サッ

穂乃果「はっ!」バッ

橘「…!…!」バシャバシャ

橘(よし、平泳ぎあと25m!)

橘(すごく調子が良いぞ!)

橘(…穂乃果さんは…)チラッ

穂乃果「…!!」バッシャバッシャ

橘(すごい!速いぞ!本当に水泳得意だったんだな…)

橘「負けてられない!うおおおおおお!!!!」バッ!バッ!

269: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 01:32:05.06 ID:neKZ3Hxg0
―――――――――――――――――――――――――――――

―――――――――――――――――――――

―――――――――――――――

―――――――――

橘「お、終わった…」ゼェ…ゼェ…

塚原「はい、お疲れ様。棚町くん、帰っても良いわよ」

橘「あ、なら僕はあっちに…」

塚原「あら、あっちは水泳部が練習中よ。部員以外は立ち入り禁止」

橘「ええっ!そんな!」

塚原「あなたならよく知ってると思うけど?」クス

橘「うっ…はい…」

塚原「ふふっよろしい」

橘(塚原先輩は…やはり恐ろしい…)

穂乃果「どうどう?七咲ちゃん!」プハッ

七咲「筋がいいですね。本格的に水泳部に入部しませんか?」

穂乃果「あはは!アイドルやってなかったらねー!」

270: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 01:33:32.89 ID:neKZ3Hxg0
橘(…くそぅ…見納めて出よう…)トボトボ

穂乃果「…?純一くんはどうして出てっちゃうの?」

七咲「基本的に水泳部以外は冬季のプール使用が禁止だからですね。ただ…」

七咲「そうでなくても橘先輩は前科持ちですから…」

穂乃果「あー…」

七咲「さて、高坂先輩、次は競争しますか?」

穂乃果「いいね!負けないよ!」

271: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 01:34:48.23 ID:neKZ3Hxg0
『疲れた…けど、ちょっと寄り道していこうかな』

―――――帰り道
橘「はぁ…」グッタリ

橘(疲れた…薫に何か請求しないと割に合わない!)

橘(疲労がすごいけど…久しぶりにゲームセンターでも行こうかな)

橘(最近行ってないから、このままでは梅原に負けてしまう!)

橘「気分転換気分転換!」

272: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 01:35:32.67 ID:neKZ3Hxg0
―――――ゲームセンター
橘「…ぐぬぬ」

橘(か、勝てない!)

橘(疲れてて手が思うように動かない…)

橘(やめよう…まっすぐ帰ればよかった…)ガタッ

???「…あ!純一くん!」

橘「へ?」

穂乃果「こんなところで何してるの?」

橘「穂乃果さん!?穂乃果さんこそ、ここで何を…」

273: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 01:36:34.02 ID:neKZ3Hxg0
穂乃果「新作のダンスゲームが出るって聞いて、見に来たんだ!…泳ぎ疲れて、プレイできそうにないんだけどね」

橘「なるほど。僕もちょっと気分転換に来たんだけど、はりきって泳いだせいか手が震えて…」プルプル

穂乃果「あはは!純一くん、すごかったもんね!」

橘「見てたんだ…」

穂乃果「うん!残念だったね、一緒に泳ぎたかったのに」

橘「でも穂乃果さんの水着姿はばっちり見れたからよしとするよ」ハハハ

穂乃果「…!」カァッ

穂乃果「もー!なんでそういうこと言うかな!」ジトッ

橘「好きだからかな」

穂乃果「!!」カァァァッ

274: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 01:37:55.04 ID:neKZ3Hxg0
穂乃果「む、ぐむむむむ…平気で言うようになったね…」

橘「言わないと忘れられそうだし…」

穂乃果「忘れないよ!穂乃果を何だと思ってるの!?」

橘「冗談だよ」

穂乃果「む、むむむむ…」

橘「穂乃果さんは、もう帰り?」

穂乃果「そうだよー帰りだよー」

橘「駅まで送るよ」

穂乃果「ぅええ?いいよーそんな!疲れてるんでしょ?」

橘「前は逃げられたし、今日は絶対送るからね!」

穂乃果「あー…そんなこともあったような…」

275: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 01:38:50.06 ID:neKZ3Hxg0
穂乃果「じゃあまたどこかで逃げちゃおうかな?」ククク

橘「だったら…」ギュッ

穂乃果「ふぁ?」

橘「こう、手を繋げば逃げられないかな~なんて…」

穂乃果「ぁぅ…」カァァ

橘「ゆでだこみたい」アハハ

穂乃果「だ、だめだめ!こんなのスキャンダルだよ!破廉恥だよっ!」バッ!

橘「ああっ!でも逃げるって…」

穂乃果「逃げない!逃げないから!穂乃果の負け!」ブンブン

橘「よし!勝った!」グッ

276: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 01:39:55.06 ID:neKZ3Hxg0
穂乃果「なんだか今日の純一くん積極的だね…」

橘「大口叩いたし、なにか行動しないと、って思っただけだよ」

穂乃果「むむ…」

橘「さ、帰ろう?遅くなるよ」

穂乃果「…うん」

―――――

橘(穂乃果さんを駅まで送った)

橘(ちょっと強気で対応してみたら、穂乃果さんがしおらしくなっててかわいかった)

橘(…終始顔が真っ赤だったけど、効果はあったのかな)

277: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 01:49:03.83 ID:neKZ3Hxg0
『穂乃果さんが写真を撮ってる…どうしたんだろう』

―――――屋上
穂乃果「はい!チーズ!」パシャ

棚町「むふふ~どうどう?綺麗に撮れた?」

穂乃果「えーっと…うん!バッチリだよっ!」グッ

穂乃果「次、恵子ちゃんね!」

田中「私も?うー…なんか恥ずかしい…」

橘「…」

梅原「なぁ大将」

橘「なんだ梅原」

梅原「珍しく俺まで呼ばれると思ったら…なにやってんだ高坂さんは」

橘「さぁ…」

278: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 01:49:34.34 ID:neKZ3Hxg0
穂乃果「それはね!」ヒョコ

橘「わっ!?」

穂乃果「μ’sのメンバーが、穂乃果のこっちの友達が気になるって言ってるから見せてあげようかなって!」

梅原「なるほど…ってことは、俺も友達ってこと?」

穂乃果「純一くんの友達は私の友達だよ!」

梅原「光栄だなぁ!俺でよかったらいくらでも撮ってくれ!」グッ!

穂乃果「うん!いいね梅原くん!いいポーズだよ!」パシャパシャ

橘「そういうことか…」

279: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 01:50:53.20 ID:neKZ3Hxg0
七咲「失礼します」

美也「します!」

橘「七咲?美也も…」

美也「高坂先輩に呼ばれたんだよ!写真が撮りたいって!」

七咲「同じくです」

橘「へー…すごい行動力だな高坂さん」

七咲「わざわざクラスに来ましたからね。ちょっとびっくりしました」

穂乃果「あ!美也ちゃん!七咲ちゃん!」ブンブン

美也「高坂先輩!来ましたよーっ!」ブンブン

穂乃果「よーしピンで一枚…」

美也「ぶいっ!」

穂乃果「いいねー!」カシャ

280: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 01:52:00.39 ID:neKZ3Hxg0
七咲「…相性いいんですかね、あの2人」

橘「ああ…そうかもね」

穂乃果「七咲ちゃんも!チーズ!」

七咲「え、あ、ぶい…」

穂乃果「かわいいー!!!」カシャッ

棚町「さて、全員撮った?アタシ呼び出しがあるからもう行かないと…」

穂乃果「あ、待って!集合写真撮ろうよっ!」

田中「いいけど…どうやって撮るの?」

梅原「あ、俺がやろうか?」

穂乃果「ふっふっふ…抜かりはないよ!じゃーん!」バッ

美也「おおっ!三脚だ!」

七咲「このためにわざわざ持ってきたんですか…」

穂乃果「写真部に借りたんだよ!さ、並んだ並んだ!」カチャカチャ

281: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 01:54:03.92 ID:neKZ3Hxg0
穂乃果「…よし、いくよー!」タイマーオン!

美也「高坂先輩、早く早く!」

穂乃果「はっ!」ブイ!

ピピッカシャ

穂乃果「…うん!撮れてる!」

田中「穂乃果ちゃん、写真出来たらちょうだいね!」

穂乃果「うん!もちろんだよ!」

282: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 01:55:16.05 ID:neKZ3Hxg0
棚町「…じゃ、アタシは行くわねー」ヒラヒラ

穂乃果「ありがとねー!」

田中「私も薫について行こうかな…じゃあまたね!」

穂乃果「はーい!」

美也「みゃーもかーえろ!またね先輩!」

七咲「あ、私も…それでは、失礼しました」ペコ

穂乃果「わざわざありがとね!またね!」

梅原「あー…俺も今日は家の手伝いがあった!」

橘「え?今日はヒマなんじゃ…」

梅原「うりゃ!」ゲシ

橘「いたっ!」

梅原「じゃあな高坂さん!大将!」

穂乃果「じゃあねー!」

283: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 01:56:13.43 ID:neKZ3Hxg0
橘「いてて…なんだよ梅原のヤツ…」サスサス

穂乃果「…純一くん」

橘「え?なに?」

パシャ

橘「は」

穂乃果「ふふっ、変な顔!」

橘「そんな!ひどいよ穂乃果さん!」

穂乃果「もう一枚撮るよー!」

橘「え?ちょっとまっ」

穂乃果「はい!チーズ!」

橘「はっ!」キリッ

パシャ

284: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 01:57:49.77 ID:neKZ3Hxg0
穂乃果「おっ!決め顔?結構いい感じだよっ!」

橘「本当に?見せて見せて」グイッ

穂乃果「ふぁ…」カァ

橘「おお!いい感じ!これが僕の本気だよ!」

穂乃果「じゅ、純一くん、近いよ!」バッ

橘「あ…ご、ごめん」

穂乃果「もう…」

橘「…」

穂乃果「…」テレテレ

橘「…」

穂乃果「…」ソワソワ

285: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 01:58:44.03 ID:neKZ3Hxg0
橘(…これは)

穂乃果「…」イジイジ

橘(いい雰囲気ってヤツなのでは!?)

橘(おおおおおおお落ち着け橘純一!焦るといいことない!)

穂乃果「…純一くん」

橘「はひぃ!?なにかな!?」ビクゥ

穂乃果「…」モジモジ

穂乃果「2人で、…撮る?」

橘「は…」

穂乃果「あ、嫌なら!無理しなくても、いいんだけど…」

橘「嫌なんて!そんなわけないよ!!撮ろう撮ろう!」

橘「じゃあ、三脚を…」

穂乃果「しまっちゃったし、こうやって撮れないかな?」グイッ

橘「!?」

286: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 01:59:31.98 ID:neKZ3Hxg0
橘「こ、これは…!」

穂乃果「自撮りだよっ!」

橘「ふぉぉ!」

橘(近い!穂乃果さんの顔との距離、わずか3センチ!)

穂乃果「う…鼻息荒いよ純一くん!」

橘「あ、ごめん…」

橘(落ち着け…さっきの決め顔で…)スゥーッ…ハァーッ…

穂乃果「撮るよー」サッ

橘「は、はい!」

穂乃果「はい、チーズ!」カシャッ

穂乃果「えーっと…」スッ

橘(…離れた)

橘(幸せだけど、心臓がもたないよ…)ドキドキ

穂乃果「うん!仲良さそうに写ってるね!」

橘「どれどれ…」

穂乃果「ほら!」

287: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 02:00:33.20 ID:neKZ3Hxg0
橘「…」

橘(なんだこれは…仲がいいどころかまるで…)

穂乃果「どう?上手でしょ?イマドキの女子高生だからね!」フンス

橘「上手だよ…まるで…」

穂乃果「ん?」

橘「カップル、みたいな…」

穂乃果「っ」カァァ

橘「あ、いまのナシ!なんでもない!よく撮れてるよ!」

穂乃果「うううう…」マッカッカ

288: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 02:01:33.14 ID:neKZ3Hxg0
穂乃果「帰る!帰るよ純一くん!」

橘「は、はい」

穂乃果「もう…どうしてわざわざそういうこと言うかな…」ブツブツ

橘(…穂乃果さんとの距離が縮まった)

橘(物理的にも精神的にも…)

橘(でもあれってμ’sのメンバーに見せるとかなんとか言ってたような…)

橘(大丈夫かな…)

294: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 11:48:55.13 ID:neKZ3Hxg0
『今日は穂乃果さんの個人練習日だ!』

穂乃果「ふっ、ふっ、ふっ、ふっ」ババババッ

穂乃果「1!2!3!4!」ビビビッ

橘「…」ジーッ

穂乃果「はっ!」ビシッ!

橘「おぉーっ」パチパチ

穂乃果「ありがとーっ!」フリフリ

橘「はい、スポーツドリンク」

穂乃果「おー!」パシッ

穂乃果「んく…んく…ぷはぁー!」

橘「完璧だったね!」

穂乃果「うん!いい感じいい感じ!」

295: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 11:49:29.78 ID:neKZ3Hxg0
橘「最終予選の曲?」

穂乃果「うーん…たぶん、違う、んじゃないかな?」

橘「え?ならなんで…」

穂乃果「今までの曲の中で基本的なステップが多いから、って海未ちゃんにすすめられて」

橘「海未ちゃん、っていうのは、園田海未さん?」

穂乃果「うん!海未ちゃんがいつも練習メニュー考えてくれるんだ!」

橘「へぇ。すごいなぁ」

穂乃果「自慢の幼馴染だよっ!」ブイ

橘「それで、最終予選はどんな曲で出るの?」

穂乃果「あー…あのね…」

296: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 11:50:13.92 ID:neKZ3Hxg0
――――――――――――――――――――――――

―――――――――――――――――

―――――――――――

――――――

穂乃果「というわけで、ラブソングを作ろう!ってなったんだけど…」

橘「恋愛経験がないから詩が書けない、か…」

穂乃果「そうなんだよー!9人いてまさか0とはね…」

橘「うーん…やっぱり経験ないと書けないかな」

穂乃果「そういうわけじゃないんだろうけどさ。最終予選だし、特別な出来にしたいんだよね!」

橘「そうか…そうなると、本当に気持ちが入ってないとダメだね」

297: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 11:50:53.87 ID:neKZ3Hxg0
穂乃果「どうしよーかなー」グデー

橘(ここで…

橘「僕が恋心ってヤツを教えてやるよ」

穂乃果「純一くん」キュン

みたいな…流石にちょっとクサいかな…)

穂乃果「うじうじしてても仕方ないよね!今はニガテなステップを克服することに専念しよう!」

橘「…うん、ソウダネ…」

穂乃果「?どうしたの?」

橘「なんでもない…」

穂乃果「…?」

298: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 15:11:45.22 ID:neKZ3Hxg0
『帰ろうと思ったら校門のところに誰かいるぞ…関わらないように通り抜けよう…』

橘「さて、今日は穂乃果さんもいないし、帰ろうかな」

橘「…ん?」

??「…」ササッ

橘「…」

橘(校門の陰に誰かいる…)

橘(なにか、写真みたいなものを持って通る人の顔と見比べてるみたいだけど)

橘(あきらかに怪しい…)

橘「…」スタスタ

299: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 15:12:19.06 ID:neKZ3Hxg0
??「…」サッサッ

??「…!!」

??「ちょっとあんた!」バッ

橘「ええっ!?まさかの僕!?」

??「話があるの。面貸しなさい!」グイッ

橘「え?え?な、なにを…」

??「いいから!早く!」グイグイ

橘「わかりました!わかりましたから引っ張らないで!」

300: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 15:13:31.07 ID:neKZ3Hxg0
――――公園

橘(連れてこられたけど…一体僕に何の用が…)

橘(というか誰だろう…)

??「この辺なら変装しないでも大丈夫そうね…」キョロキョロ

橘「あの…僕に何の用で…」

??「とりあえず自己紹介するわ」バサッ

橘「…!!」

??「私は音ノ木坂の…」

橘「にこにー!矢澤にこさんじゃないですか!!!!」

にこ「えっ?」

橘「銀河系ナンバーワンアイドルの!すごい!本物だ!」

にこ「!!」

301: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 15:14:07.25 ID:neKZ3Hxg0
にこ「も、もー!あんまり大声で言わないの!お忍びなんだからぁ♪」キャルン

橘「うおおおおおおおおおおおおおお!にこにー!!!」

にこ「仕方ないなぁー!特別だよ?せーの!」

橘・にこ「「にっこにっこにー♪」」

にこ「あなたのハートににこにこにー♪笑顔届ける矢澤にこニコ!にこにーって呼んでらぶにこっ♪」バチン!

橘「すごいぞ!今日はどうなってるんだ!」

にこ「ありがとー!」フリフリ

橘「にこにー!!!!」

にこ「…」フリフリ

にこ「…」

にこ「…」ハッ

にこ「って、違ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁう!!!」

橘「わっ!?」

302: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 15:19:20.61 ID:neKZ3Hxg0
にこ「扱いが嬉しすぎて危うく脱線し続けるところだったわ…」

橘(嬉しかったんだ…)

にこ「アンタ、橘純一よね」

橘「あ、はい…」

にこ「単刀直入に言うわ。これ以上穂乃果に近づくのをやめなさい」

橘「!」

にこ「言いたいことは…わかるわよね?」

橘「…はい」

にこ「μ’sは今、あのA-RISEのライバルとして世間に認められつつある…そのリーダーから男の匂いがしたら…」

にこ「ラブライブの結果にも関わる。その男が例え本当に友達だとしても、ね」

橘「…」

303: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 15:20:42.52 ID:neKZ3Hxg0
にこ「悪いことは言わないわ。にこのことも知ってたみたいだし、アンタもファンならわかるでしょ?」

橘「…」

にこ「…それにね」

にこ「ラブライブのことだけじゃない」

橘「…」

にこ「スキャンダルを理由に引退するアイドルがファンにどう言われ続けるか…わかるはずよ」

にこ「穂乃果のためを思うなら…」

橘「矢澤先輩」

にこ「…なによ」

橘「僕は、穂乃果さんが好きです」

にこ「…!!」

304: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 15:21:26.33 ID:neKZ3Hxg0
橘「そして、それは穂乃果さんも知ってます」

にこ「なっ…!もう告白までしてたってこと!?」

橘「フられましたけどね…でも、まだ諦めてません。いつか振り返らせようと思ってます」

にこ「アンタ…!!」

橘「僕も一度、穂乃果さんを遠ざけようとしました」

にこ「!」

橘「結果は、失敗でした。友達だと思ってたのに、なんて泣かれて…」

にこ「…」

橘「そのとき告白したんですけど、穂乃果さんなんて言ったと思います?」

にこ「…」

橘「…惚れさせてみろ、って」

橘「僕は思ったんです。敵わないな、って」

にこ「…」

305: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 15:22:49.54 ID:neKZ3Hxg0
橘「だから、決意しました」

橘「僕は退きません」

にこ「…!」

橘「ラブライブのこと…アイドルのことは…僕の問題じゃない。穂乃果さんが悩むことです」

橘「わがままだとは思いますけど」

橘「穂乃果さんと一緒にいたい」

橘「もし穂乃果さんが僕よりもアイドルを選ぶなら、」

橘「そのときは僕の負けです」

にこ「…」

橘「もしも僕が勝って」

橘「そのせいで穂乃果さんになにか起きたとしたら」

橘「…全部、なんとかします」

橘「隣にいて、支え続けます」

306: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 15:23:35.21 ID:neKZ3Hxg0
橘「矢澤先輩」

にこ「…」

橘「すみません、生意気な口をきいて」

にこ「…まったくよ」

橘「僕の覚悟は、伝わりましたか?」

にこ「…」

にこ「…」ハァ

にこ「だったら、これは勝負ね」

橘「はい」

にこ「私は…アイドルを」

橘「僕は、恋人を」

にこ「…自分勝手なヤツね」

307: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 15:24:54.53 ID:neKZ3Hxg0
橘「同感です」

にこ「負けないわよ」

橘「こっちこそ。負けませんよ」

にこ「…じゃ、私は帰るわ」

橘「はい。すみませんお時間使わせちゃって」

にこ「…」

にこ「ふん!」スタスタ

橘「…」ペコリ

橘(…)

橘(まさかの展開だったけど)

橘(…いい先輩なんだな、矢澤先輩って)

308: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 15:25:46.24 ID:neKZ3Hxg0
『せっかくの休日だけど、何をしようかな…』

橘「ふぁ~~あ」ノビー

橘「日曜日…か。今日はなにも予定がないし、どうしようかな…」

橘「…久しぶりにパソコンで情報収集でもしようかな」

橘「…」カチッブゥーン…

橘「…」カチカチッ

橘(えっと…ラブライブ、っと)ケンサク

橘(…何度見てもすごいなぁ。関東地区だけでも何組のグループが出てるのか…)

橘(…)カチカチ

橘(μ’sのページ…)

309: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 15:26:22.42 ID:neKZ3Hxg0
橘(僕の知らない穂乃果さんだ…変な感じだな)

橘(矢澤先輩もいる…)

橘(…ん?)

橘(ラブライブ注目のグループμ’s特集?なんだろう)カチッ

橘(…すごい、個人のページがあるんだ)

橘(リーダー、高坂穂乃果プロフィール…)カチッ

310: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 15:26:55.93 ID:neKZ3Hxg0
橘(誕生日、8/3 血液型、O型…ははっ、穂乃果さんらしいや)

橘(好きな食べ物、いちご 嫌いな食べ物、ピーマン。へぇ…ピーマン苦手なんだ)

橘(身長157センチ うんうん、意外と高いんだよなぁ穂乃果さん)

橘(あとは、えーっと…スリーサイズ)

橘「…」

橘「…」

橘「…」

311: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 15:27:32.12 ID:neKZ3Hxg0
橘「えぇぇぇぇぇぇっ!!!?????」ガタッ

橘(そ、そうか!アイドルだから、スリーサイズが公示されててもおかしくない…)

橘(グラビアとかあったら必要だし…)

橘「…」ゴクリ

橘「…」カチッ

橘(バスト…78。ふむ。大きすぎず、かといって小さすぎず。このくらい…いや、このくらいかな)ワキワキ

橘(ウエスト、58。…58?…うーん、僕の見立てだともう少しだけある感じだったんだけど…)

橘(ヒップが82。ほう。大体平均的かな…)

橘(…)

312: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 15:28:18.24 ID:neKZ3Hxg0
橘(ぼ、僕はなにをやってるんだ!)

橘(なんだか恥ずかしくなってきたぞ!)

橘(こういうときは…)ガタッ

橘(走るしかない!)

橘「うおおおおおおおおおおおおお!!」バッ

橘(…こうして日曜日が終わった)

橘(有意義だったようなそうでもないような…)

314: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 16:57:26.17 ID:neKZ3Hxg0
『穂乃果さんとお話でもしよう』
―――――屋上

橘「穂乃果さん」

穂乃果「お、来たね純一くん!」

橘「今暇かな」

穂乃果「うん!おしゃべりでもする?」

橘「いいね。えーっと…」

315: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 16:58:07.98 ID:neKZ3Hxg0
〈世間話〉

橘「穂乃果さん、最近個人練習多くない?」

穂乃果「え!?そ、そうかな~」

橘「うん。あんまり急いで学校出てくの見ない気が…」

穂乃果「そんなこと!ないよ…?」

橘「ふーん?気のせいかな」

穂乃果「気のせい気のせい!」

316: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 17:01:21.09 ID:neKZ3Hxg0
〈勉強〉

橘「あっ!そういえば明日提出の英語の宿題忘れてた!」

穂乃果「ぅえ!?英語に宿題なんてあったっけ!?」

橘「長文和訳だよっ!」

穂乃果「…あ!あったねぇそんなのも…」

穂乃果「でも明日ならなんとか、今日やればいいよね?」

橘「先週出されたやつだから、割と量あったような…」

穂乃果「大丈夫大丈夫!なんとかなる!」

橘「…ならない気がしてきた」

穂乃果「えー!?」

317: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 17:01:54.24 ID:neKZ3Hxg0
〈運動〉

橘「穂乃果さん、本当に水泳得意だったんだね」

穂乃果「むー?信じてなかったの?」

橘「そういうわけじゃないんだけど…思ったより泳ぐの速かったなぁって」

穂乃果「ふふーん!七咲ちゃんにも褒められたよ!」

橘「水泳部も勧誘してたでしょ」

穂乃果「うん!アイドルやってなかったら入ったのになぁ」

橘(本当に勧誘したんだ…水泳部は見境ないからなぁ…)

318: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 17:04:12.45 ID:neKZ3Hxg0
〈娯楽〉

橘「テレビとかよく見る?」

穂乃果「見るよ!アイドル特集とか特にね!」

橘「あ、研究とかするんだ」

穂乃果「やっぱりダンスとか衣装とか見ちゃうかな!」

穂乃果「気になったところは報告したり…」

橘「へー…僕も今度そういう視点で見てみようかなぁ」

穂乃果「うん!おもしろいよっ!」

319: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 17:06:37.93 ID:neKZ3Hxg0
〈食べ物〉

橘「寒くなってきて、鍋の季節だね」

穂乃果「いいね!鍋!みんなでわいわいできるしっ!」

橘「穂乃果さんは〆は雑炊?うどん?」

穂乃果「うどんで〆てから、次の日の朝ごはんに雑炊!」

橘「うわっ!欲張り!」

穂乃果「鍋は最後の最後まで楽しみつくすんだよ!!」

320: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 17:07:46.35 ID:neKZ3Hxg0
〈おしゃれ〉

橘「化粧とかしてる?」

穂乃果「あんまりしないかな…練習なんかで汗かくととれちゃうし」

橘「休みの日はしてるってこと?」

穂乃果「う…してません…」

橘「見栄張ったね」

穂乃果「もー!純一くんのいじわる!!」

橘「まぁ化粧なんてしなくても穂乃果さんはかわいいよ」

穂乃果「っ!」カァァ

穂乃果「って、恥ずかしいこと言うの禁止ー!!!」

橘「あははっ、ごめんごめん」

321: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 17:09:05.10 ID:neKZ3Hxg0
〈恋愛〉

橘「人目を気にしないカップルとか、どう思う?」

穂乃果「え?うーん…きっと、周りが見えなくなるくらい相手のことしか見てないんだろうねっ!」

橘「ふむ」

穂乃果「仲いいんだなぁって思うよ!」

橘「肯定的、と」

穂乃果「なにメモしてるの!?」

橘「冗談だよ」

穂乃果「もー…」

322: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 17:10:12.17 ID:neKZ3Hxg0
〈エッチ〉

橘「穂乃果さんはさ」

穂乃果「え?」

橘「勝負下着とか持ってる?」

穂乃果「え?」

橘「勝負下着…」

穂乃果「…」

穂乃果「」ボフン

橘「わあっ!?大丈夫!?」

穂乃果「変なこと聞かないでよっ!」カァァ

橘「ご、ごめん…気になって…」

穂乃果「気になっててもそんなこと聞いていいわけないでしょ!変態!」

橘「うっ…」

穂乃果「…反省した?」

橘「はい…」

穂乃果「ん。許そう!」

橘「ありがたき幸せ」

穂乃果「なにそれ」アハハ

323: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 17:10:53.46 ID:neKZ3Hxg0
〈行動〉

橘(穂乃果さんの手をさりげなく握ってみよう!)

橘「…穂乃果さん」

穂乃果「なにー?」

橘「…」ススッ

穂乃果「わわっ!?近いよ、純一くん!」

ギュッ

穂乃果「あ…」

橘「…どう、かな」

穂乃果「ど、どうって…あったかいけど…」

穂乃果「ってダメ!急になにしてるの!」バッ

橘「ああっ!さりげないつもりだったのに!」

穂乃果「全然さりげなくないよっ!」

324: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 17:12:43.42 ID:neKZ3Hxg0
〈アタック〉
シュインシュシュシュシュシュ…

橘(もうこんな時間か…)

穂乃果「あ、そろそろ帰る?」

橘「そうだね。時間も時間だし」

穂乃果「一緒に帰ろっか!せっかくだし!」

橘「うん。カバンが教室にあるから、取ってくるよ」

穂乃果「じゃあ穂乃果は校門にいるね!」

橘「すぐ行くよ!」

325: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 17:13:38.15 ID:neKZ3Hxg0
―――――

橘「そういえば…」

穂乃果「?」

橘「穂乃果さん、メロンパンって好き?」

穂乃果「好きだよっ!どうして?」

橘「駅前で焼きたてを路上販売してるらしくてさ。よかったら寄っていかない?」

穂乃果「焼きたて!?それは行かなきゃだね!!」

橘「お、すごくいい反応」

穂乃果「焼きたてのメロンパン…ふふふ」ジュルリ

橘「そんなになんだ…」

326: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 17:14:30.63 ID:neKZ3Hxg0
~駅前~

穂乃果「いや~まいったね!おじさんがこんなにおまけしてくれるなんて!」

橘「すごい量…500円でこんなにもらってよかったのかな」

穂乃果「笑顔に惚れたっ!ってどんどん袋に詰めてきちゃうから、断るに断れなかったよね」アハハ

穂乃果「ごめんね?持たせちゃって…」

橘「ううん、いいんだよ。穂乃果さん、あったかい内に食べたら?」

穂乃果「そうだね!じゃあ1個拝借して…」ヒョイ

穂乃果「いただきま~す!」パクッ

橘「どう?」

穂乃果「~~~~~~~~っ!」プルプル

穂乃果「おいしい!!甘くってさくふわ!!!」モグモグ

327: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 17:19:42.68 ID:neKZ3Hxg0
橘「よろこんでもらえてよかったよ」

穂乃果「うん!純一くんに教えてもらわなかったら知らないままだったなぁ…」

橘「ははっ、たくさんあるからどんどん食べてよ!」

穂乃果「ありがとう!…でも、このままじゃ純一くんが食べられないよね」モグモグ

橘「僕は余った分持って帰って家で食べるからいいよ」

穂乃果「ええーっ!せっかく焼きたてほかほかなのに…」

穂乃果「…」

穂乃果「!」ピーン

328: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 17:20:37.75 ID:neKZ3Hxg0
橘「? どうしたの穂乃果さん」

穂乃果「えーっとね…」ヒョイ

橘(なんだ…メロンパンをひとつ手にとって…)

穂乃果「よっと」

橘(一口大にちぎった…)

穂乃果「はい!口開けて!」サッ

橘「うぇっ!?ほ、穂乃果さん!?」

穂乃果「? どうしたの?ほら、おいしいよ?」

橘「う…あーん」

穂乃果「はい♪」ヒョイ

橘「はむ…」

穂乃果「ひゃっ!」バッ

橘「むぐ!?」

329: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 17:21:11.59 ID:neKZ3Hxg0
橘(メロンパンにがぶりついたら何か別の感触がしたぞ)

穂乃果「も、もう!純一くんわざと!?穂乃果の指まで食べたでしょ!」

橘「え…」

橘(なにィ!!!????しまった!あまりの速さに楽しむ間もなく離されてしまった!)

穂乃果「そういうことするなら食べさせてあげない!」

橘「そ、そんな…」

穂乃果「穂乃果がおいしそうにメロンパンを食べるのを見ているがいい!」パクッ

穂乃果「んむ…モグモグ…美味しい!」

橘「…」

橘「!?」

330: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 17:22:18.84 ID:neKZ3Hxg0
橘(今…穂乃果さん、僕の口に入った方の指でメロンパンをちぎって食べたぞ)

橘(それだけならまだしも!その指ごと穂乃果さんは自分の口の中に入れた…!)

橘「ほ、穂乃果さん…」

穂乃果「なにー?」モグモグ

橘「それ間接キスじゃ…」

穂乃果「ふぇ…?」

穂乃果「…」

穂乃果「…!」

穂乃果「~~~ッ」カァァァ

橘「あ、真っ赤…」

331: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 17:22:46.93 ID:neKZ3Hxg0
穂乃果「じゅ、純一くん!!!」

橘「はい!?」

穂乃果「言わなくても良かったんじゃないかな!今のは!!」

橘「え、あ、うん、そうだね」

穂乃果「むむむむむ…もーっ!」ダッ

橘「うわ!待ってよ穂乃果さーん!」

橘(こうして素晴らしい時間を過ごした)

橘(必死で思い出そうとしても、穂乃果さんの指の感触は戻ってこなかった…)

332: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 19:41:06.28 ID:neKZ3Hxg0
『穂乃果さんにもう一度想いを伝えよう!』

橘(矢澤先輩にあんな大口たたいた手前、もっと積極的に行動しないと!)

橘(それにはやっぱり、2人きりのときにもう一回気持ちを伝えて、僕の本気さを伝えないと!)

橘(前は薫がいたし…)

橘(よし!そうと決めたら計画を…)

橘(…)

橘(いや、こういうのは勢いだ!計画なんて立ててる場合じゃないぞ!)

橘(穂乃果さんを探そう!)

橘(なんとしても今日中に言って見せる!)

333: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 19:41:51.52 ID:neKZ3Hxg0
~休み時間~

―――――教室
橘「穂乃果さん!」バーン!

穂乃果「わっ!?なに?純一くん」

棚町「うるさいヤツねー…もう少し静かにできないわけ?」

橘「あ、ごめん。…じゃなくて、穂乃果さん」

橘「今日、放課後いいかな?」

穂乃果「今日?…ごめんね、今日は全体練習があるんだ」

橘「そ、そっか…仕方ないよね」

穂乃果「何の用だったの?急ぎなら、ちょっと練習遅れてもいいけど…」

橘「いや!それはいいよ!悪いし、最終予選近いんだから!」

穂乃果「うん…それじゃ、ちょっと穂乃果はお手洗いに」ヘヘヘッ

棚町「いってらっしゃ~い」フリフリ

穂乃果「いってきま~す」スタスタ

334: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 19:42:18.22 ID:neKZ3Hxg0
棚町「…で」

橘「ん?」

棚町「なんのつもり?」

橘「なにが」

棚町「穂乃果と放課後、なにをするつもりだったの?」

橘「え゛?べ、別に?ヒマかなぁってだけだよ!?」

棚町「…ふーん?…ま、いいけど」

橘「ははは…」

335: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 19:43:01.16 ID:neKZ3Hxg0
~昼休み~

―――――屋上
棚町「どうしたのよ純一。そんなに息きらして」

穂乃果「汗すごいよ?」

田中「大丈夫…?」

橘「…」ハァハァ

橘「ふ、ふふふ…」

橘「大丈夫…なんでもないよ…」ガクッ

穂乃果「ふぅん?変な純一くん!」

橘「…」

橘(そりゃ昼休みなんだから、友達と昼食食べてるよ…)

橘(僕はバカか…)

棚町「…」

336: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 19:45:57.91 ID:neKZ3Hxg0
~授業中~

橘(…授業中に抜け出すわけにはいかないし)

穂乃果「…」スヤスヤ

橘(なにより穂乃果さん寝てるし…)

穂乃果「…」スヤァ

橘(いつも通りだけどね…)

337: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 19:46:31.19 ID:neKZ3Hxg0
~放課後~

―――――教室
橘「な、何もしないうちに放課後に…」

橘「まずいなぁ…穂乃果さん帰っちゃうよ…」

梅原「大将!帰ろうぜ~!」

橘「…梅原ぁ」

梅原「? どうした大将」

橘「僕は…僕は腑抜けだ…」

梅原「ああ?なんだぁ急に」

338: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 19:47:32.99 ID:neKZ3Hxg0
橘「ううう…」

梅原「?」

棚町「純一~」

橘「薫…」

梅原「棚町、なんだか知らないが大将は今絶賛ヘコみ中だ。放っておいてやってはくれまいか…」

棚町「あら、そうなの?せっかくいい話があるのに」

橘「いい話?」

棚町「そそそ。水泳の補習、出てくれたでしょ?大変だったらしいじゃない」

橘「ああ…あれか。散々だったよまったく」

棚町「そ・れ・で…お礼と言っちゃなんだけど」

橘「?」

339: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 19:48:45.41 ID:neKZ3Hxg0
棚町「穂乃果、校庭の水飲み場に待たせてあるわよ。駅に行く用があるからそこまで一緒に帰ろうとか言って!」

橘「…!!」

棚町「で、どうする?いらないならアタシは穂乃果と一緒にホントに帰るし…」

棚町「必要なら、携帯で先生に呼び出されたーごめんねーって連絡してもいいわよ?」

橘「ありがとう薫!恩にきるよ!!」ダッ

棚町「あっ!ちょっと!…まったく、穂乃果のことになると周り見えなくなるんだから」

梅原「…なるほどな。そういうことか」

棚町「あら、いたの。…世話が焼けるでしょ?アイツも」

梅原「ま、世話を焼きたくなる。それも大将の魅力、ってやつだろ?」

棚町「気持ち悪い」

梅原「ひでぇな!?」

340: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 19:49:20.69 ID:neKZ3Hxg0
―――――校庭
橘「はぁ…はぁ…」ゼェゼェ

橘「ほ、穂乃果さんは…」キョロキョロ

橘「…いない?」

…クーン!オーイ!…イチクーン!

橘「…ん?どこからか声が…」キョロキョロ

穂乃果『純一くーーーーーーん!!!おーーーーーーーーい!!!!こっちこっちーーー!!!!』

橘「…」

橘「…ハッ!」バッ

穂乃果『おーーーーーーーーーい!!!!』

橘「穂乃果さん!?なんで屋上に!」

341: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 20:08:45.80 ID:neKZ3Hxg0
穂乃果『お昼のときにーーーーー!!!柵に掛けたタオル忘れちゃってーーーーーーー!!!!』

橘「なるほど…穂乃果さーーーーーーーん!!ちょっといいーーーーーーー!?」

穂乃果『えーー?ごめーーーーん!もう時間ないからーーーーーー!!!』

穂乃果『薫ちゃんとーーーーー!!!帰ろうと思ったんだけどーーーー!!!』

穂乃果『呼び出されちゃったみたいだしーーーーー!!!!』

穂乃果『タオル探してーーーー!!!時間なくなっちゃったからーーーーーー!!!走って行かないとーーーーー!!!』

橘「そ、そんな…どうしよう…」オロオロ

穂乃果『じゃあね純一くーーーーーん!!!!』ブンブン

橘「あっ…」

342: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 20:10:07.77 ID:neKZ3Hxg0
橘(仕方ないよ…それに、明日でもいいじゃないか。そんなに急がなくても…)

橘(まだ時間はある…)

橘(…)

橘(…)

橘(…)

橘(…)

橘(…)

橘(…)

橘(いや…)

橘(それじゃダメなんだ!)

橘(そんな覚悟じゃ…)

橘(矢澤先輩には勝てない!)キッ

343: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 20:11:22.65 ID:neKZ3Hxg0
橘「穂乃果さぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁあん!!!」

穂乃果『…? なにーーーーーーーーー?穂乃果急いで…』

橘「…!!」ババッ

橘「すぅぅぅぅぅぅぅぅ…」

橘「好きだぁあぁぁああぁあぁあぁぁぁぁ!愛してるっっっっっっっっっ!!!!」

穂乃果『…』

穂乃果『…!!??』ボフン

344: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 20:13:07.44 ID:neKZ3Hxg0
ガララッ!

オイ!イマノ!ダレダ!?ニネンノタチバナ!?ホノカサンッテ…アノコウサカホノカ!?

穂乃果『…あ、あぅ』カァァ

橘「…」ハァ…ハァ…

橘「…」ジッ

橘「…」

橘「…」ニッ

穂乃果『!!』

穂乃果『…もうっ!!純一くんの!!!!』

穂乃果『バカぁーーーーーーーーー!!!!!!!!!』ダッ

橘「あっ…」

バカ?フラレタノカ?サァ…ドウナンダヨ…ザワザワ

345: ◆14OmzaYn4c 2015/07/16(木) 20:14:42.51 ID:neKZ3Hxg0
橘「…」

橘「やりきった…よな」

橘「ははは…」

橘「…ふぅ」バタン

梅原「…大将」

橘「…梅原か」

梅原「かっこいいじゃねぇか。棚町から伝言だ」

橘「なんだ?」

梅原「『周りの始末はアタシと絢辻さんに任せときなさい』だとよ…末恐ろしいヤツだぜ」

橘「…ははっ、ありがたいな」

橘(すごいことをしてしまった…)

橘(穂乃果さんに、気持ちは届いただろうか)

橘(…)

橘(穂乃果さん…)

346: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/16(木) 23:46:36.69 ID:pyGvZBMy0
大将、流石やで…….!!
347: ◆14OmzaYn4c 2015/07/17(金) 00:03:55.27 ID:TurHYVum0
今日はこんなもんで…
アコガレ、もう少し続きますが、
アンケートです。

スキルートとナカヨシルートどちらがいいですかね

考えてる感じだとわざわざどちらも書くほど差異はないんですが
ちょっとだけ変えてみようかなと思ってます。

読んでいる方、
いらっしゃったら是非ともご意見を書き込んでいただけると幸いです。

あと、書き込んでくださっている方々、ありがとうございます。
毎度毎度めっちゃ嬉しいです。

348: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/17(金) 00:11:03.57 ID:W7PA2u5no
乙です
もちろんスキルートで
350: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/17(金) 00:58:56.26 ID:Ia0thHGm0
乙!
うーんやっぱりスキルートかなぁ
351: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/17(金) 10:51:29.55 ID:4vxEOo0I0
おつースキルート所望ですー
352: ◆14OmzaYn4c 2015/07/17(金) 20:55:23.77 ID:CXn/QX2o0
『美也が騒がしいな…もしかしなくてもあのことだろう』

美也「にぃににぃににぃにーーー!!!」

橘「な、なんだよ美也!うるさいぞっ!」

美也「にぃに、今日校庭で叫んでたでしょ!?学校中に聞こえてたよ!」

橘「うぐ…そ、そうか…」

美也「みゃーはわかるよ!あれ、本当はお芝居じゃないんでしょ?」

橘「お芝居?」

美也「うん!隠したってムダムダ~!」

橘「…何の話だ?」

353: ◆14OmzaYn4c 2015/07/17(金) 20:55:56.04 ID:CXn/QX2o0
美也「にしし~!まぁそう落ち込まないで!高坂先輩以外にもかわいい女の子はたくさんいるよ~」

橘「???」

美也「ふられたんでしょ?『バカァーーーーーー!!』って言われたし!」

橘「あー…別に、たぶんフられたわけじゃないと思うんだけど…」

美也「かわいそうに…現実が受け止められないんだね…」

橘「いや、だから…」

美也「仕方ないなぁ~にぃには!はい、これ!」スッ

橘「なんだ、これ」

美也「みゃーのとっておき、ジャンボまんまにくまん!分けてあげるから、元気出してね?」

橘「美也、話を…」

354: ◆14OmzaYn4c 2015/07/17(金) 20:57:34.33 ID:CXn/QX2o0
美也「お礼なんていいよ!だって…たった一人の兄妹でしょ!たまにはこのくらいさせてよ!」

橘「けど…」

美也「もー!せっかくみゃーが気を使ってるのにぃ!なにが気に入らないのさ!」

橘「だから話を聞けって!」

橘「フられてないんだよ!あのあと穂乃果さんと合流して走って駅まで行って!『恥ずかしいからダメでしょ!』なんてかわいらしい注意を受けたんだ!」

美也「!?」

美也「ほ、本当にお芝居じゃなかったんだ…」

橘「…美也?」

美也「…ふぇ?じゃあ、むしろ成功したってこと?」

橘「そ、それは…返事はもらってないけど…」

355: ◆14OmzaYn4c 2015/07/17(金) 20:59:16.70 ID:CXn/QX2o0
美也「むむむ…」

橘「?」

美也「うがー!!!!!」バッ

橘「うわっ!?」

美也「まんまにくまん没収!にぃにのおバカ!」タッタッタッ…

橘「…」ポカーン

橘「なんだったんだ。相変わらず無茶苦茶な妹だなぁ…」

橘(にしても、お芝居?…どういうことなんだろう)

356: ◆14OmzaYn4c 2015/07/17(金) 21:13:55.19 ID:CXn/QX2o0
『あんなことをした割には大して話題になってないな…』

梅原「よー!大将!」

橘「ああ、おはよう梅原」

梅原「いやーそれにしてもすごいな!」

橘「なにがだ?」

梅原「棚町と絢辻さんだよ!大将はあの後、走って高坂さんを追いかけたから知らないだろうがよ」

橘「な、なんだ?なにをしたんだ…?」

梅原「校内放送でさ。今のは劇の練習ですーってな」

357: ◆14OmzaYn4c 2015/07/17(金) 21:15:37.12 ID:CXn/QX2o0
橘「…ああ!それで美也もそんなようなこと言ってたのか!」

梅原「大将のこと知ってるヤツなら疑いそうなもんだが、放送の声が絢辻さんだ、ってことで、全校生徒はおろか先生たちまで信じてるぜ」

橘「すごいな…」

梅原「俺は棚町があの絢辻さんの弱点をどうやって掴んだのかが気になってしかたがねぇよ」

橘「うーん…それは確かに…」

橘(僕がいなくなった後、そんなことがあったのか…)

橘(あとで薫にはお礼を言っておこう…)

358: ◆14OmzaYn4c 2015/07/17(金) 21:16:14.03 ID:CXn/QX2o0
『穂乃果さんだ!…怒られるかなぁ』

橘「穂乃果さん!」

穂乃果「!」ビクゥ!

橘「あの…」

穂乃果「あぁーっ!ちょっと用事がぁー!」

橘「え?」

穂乃果「ごめんね純一くん!また後で!」ダッ

橘「穂乃果さん!?穂乃果さーーーーーん!」

橘(さ、避けられてる…これは堪える…)

棚町「あーあ…」

橘「薫…」

棚町「アンタねぇ…あんなことすりゃこうもなるわよ!何するのかと思ったら大声で告白なんかして!」

橘「うぐ…」

棚町「絢辻さんがいたからよかったものの…」

橘「ああ…その件はありがとう。助かったよ…」

棚町「…ま、いいわ。そんなことより穂乃果をどうするのか考えなさい!」

橘「うーん…なんとかして2人で話さないと…」

359: ◆14OmzaYn4c 2015/07/17(金) 21:17:02.42 ID:CXn/QX2o0
―――――屋上
穂乃果「…」ボーッ

穂乃果「…」

穂乃果「…」チラッ

穂乃果「…う」カァッ

穂乃果「うあー!!!!」ブンブン!

穂乃果「…」ハァ…ハァ…

穂乃果「…」ハァ…

穂乃果「…」ボーッ

360: ◆14OmzaYn4c 2015/07/17(金) 21:19:12.78 ID:CXn/QX2o0
ソロー…

橘(穂乃果さん…)

橘(相当参ってるみたいだな…)

橘(話しかけようと思ったけど、何を話せばいいのか…)

橘(…)

橘(扉の影からこうしていると、なんだかストーカーみたいだ…)

橘(…)

橘(一体どうすれば…)

橘(…)

361: ◆14OmzaYn4c 2015/07/17(金) 21:19:49.03 ID:CXn/QX2o0
☆『夕立だ!傘を持っていないぞ…どうしよう…』

橘(穂乃果さんに愛を叫んでから数日…)

橘(まだ僕は上手く穂乃果さんに話しかけられないでいた)

橘(無視されることはないし、避けられるのもなくなったけど…)

橘(距離を感じるんだよなぁ…)

橘(…あれ?)

橘「帰ろうと思った矢先に雨…」

橘「通り雨だと思うし、教室で上がるのを待とう」

362: ◆14OmzaYn4c 2015/07/17(金) 21:21:07.53 ID:CXn/QX2o0
―――――教室
橘「ついてないなぁ…」ガララッ

穂乃果「…へ?」ヌギッ

橘「…!」カッ

橘(上半身下着姿!!???こ、これは…!!)

穂乃果「ひ」カァーッ

穂乃果「ひゃああああああああああああ!!!!」ガバッ

橘「うわあ!ご、ごごごごごごめんなさい!」ピシャッ!

橘「はぁ…はぁ…」

橘(なぜ穂乃果さんが教室で半裸に…!?)

363: ◆14OmzaYn4c 2015/07/17(金) 21:22:12.16 ID:CXn/QX2o0
橘(…オレンジのブラ、穂乃果さんに似合ってたな。ほどよく膨らんだ胸も…)

橘(そして引き締まりきっていないお腹!あの肉感はなんとも絶妙で…!)

穂乃果「…」ガララッ

穂乃果「…」ヒョコッ

穂乃果「…」ジトッ

橘「…」デレッ

穂乃果「…純一くん」

橘「…」デレー…

穂乃果「純一くんっ!」

橘「はっ!は!?穂乃果さん!?」ジュルリゴシゴシ

364: ◆14OmzaYn4c 2015/07/17(金) 21:23:11.82 ID:CXn/QX2o0
穂乃果「…エッチな目してた」

橘「え!?そ、そそそそんなことないんじゃないかな!?」

穂乃果「…純一くんは、穂乃果の裸見てもなんとも思わないってこと?」

橘「それは違うよ!!滑らかなボディラインに隠されたマニアックな肉付き、均整の取れたバストに健康的な肌!そこには僕の追い求めた全てが…」

穂乃果「…」カァーッ

橘「…」

橘「はっ!!?僕は何を…!」

365: ◆14OmzaYn4c 2015/07/17(金) 21:24:41.52 ID:CXn/QX2o0
穂乃果「…」プルプル

橘「違うんだ!要するに穂乃果さんはとても魅力的で…!」

穂乃果「純一くんの…」

橘「え?」

穂乃果「バカーーーーー!!!!!」パッコーン!

橘「へぶっ!!!!!」ドサッ

366: ◆14OmzaYn4c 2015/07/17(金) 21:25:17.55 ID:CXn/QX2o0
穂乃果「…」ハァ…ハァ…

穂乃果「…はっ」

穂乃果「純一くん!大丈夫!?純一くん!」ユサユサ

橘「ほ、のか…さん…」

穂乃果「純一くん!」

橘「いい…アッパー…だった…よ…」ガクッ

穂乃果「純一くーーーーーーーん!!!」

367: ◆14OmzaYn4c 2015/07/17(金) 21:26:23.96 ID:CXn/QX2o0
―――――――――――――――――――――――――――

――――――――――――――――――

―――――――――――――

――――――――

368: ◆14OmzaYn4c 2015/07/17(金) 21:27:20.91 ID:CXn/QX2o0
橘「…」

橘「…」パチリ

橘(う…ここは…?)

穂乃果「すーっ…すーっ…」zzz

橘「っ…!!!!!!!!!!!!!!!!」

369: ◆14OmzaYn4c 2015/07/17(金) 21:27:57.86 ID:CXn/QX2o0
橘(この瞬間僕は人生で一番頭を働かせた)

橘(…なぜか僕の顔の真上に穂乃果さんの寝顔があり)

橘(そして、僕の後頭部に感じる柔らかさと暖かさ)

橘(この状況から推測できる答えは一つ!!)カッ!

橘(そう…膝枕!!)

橘(この感じ…足はスカートの下にジャージというちょっぴり残念スタイルではあるが、)

橘(穂乃果さんがうたた寝しているため顔が非常に近く)

橘(寝息まで降りかかるという非常にハイレベルな場面を作り出している…)

橘(ここで僕の取るべき行動は一つ!)

橘(寝 た ふ り だ !)

370: ◆14OmzaYn4c 2015/07/17(金) 21:28:44.01 ID:CXn/QX2o0
橘(目覚めてからここまで1.5秒。僕はまぶたを閉じ…)

橘(閉じ…)

穂乃果「すぅ…むぐむぐ…すぅ…」

橘(…)

橘(…)

橘(…)

橘(…)

371: ◆14OmzaYn4c 2015/07/17(金) 21:29:39.13 ID:CXn/QX2o0
橘(…もったいないっ!!)カッ

橘(穂乃果さんの寝顔を、こんなに至近距離で観察できるというのに)

橘(目を閉じるなんてことができるだろうか!いやできない!)

穂乃果「はふ…すぅ…」

橘(か、かわいい…)

橘(だらしなく開いた口、幸せそうに垂れた眉、安らかな顔…)

橘(これは僕が惚れているからなのか…!?うぐぐ…)

372: ◆14OmzaYn4c 2015/07/17(金) 21:30:26.96 ID:CXn/QX2o0
穂乃果「もごもご…」トロン

橘「…」

橘「…!?」

373: ◆14OmzaYn4c 2015/07/17(金) 21:31:01.10 ID:CXn/QX2o0
穂乃果「すぅ…すぅ…」タラーッ…

橘(こ、これは!)

橘(よだれが…穂乃果さんのよだれが!)

橘(まずいぞ…ゆっくりと垂れてきている)

穂乃果「ふぐぐ…すぅ…」タラーッ…

374: ◆14OmzaYn4c 2015/07/17(金) 21:32:09.40 ID:CXn/QX2o0
橘(…僕はどうするべきなんだ)

橘(なんだか、ここが紳士的分岐点な気がする)

橘(嗚呼…神様…)

橘(僕にどうか慈悲を…)

穂乃果「すぅ…すぅ…」トローッ…

橘(あと少し…く、ぐぬぬぬぬ…)

穂乃果「すぅ…すぅ…」トロリ

375: ◆14OmzaYn4c 2015/07/17(金) 21:33:28.96 ID:CXn/QX2o0
橘(僕は…僕はッ!!)

穂乃果「むぐぐ…」タラリ

橘「はぁああああッ!」サッ

ポトン…

376: ◆14OmzaYn4c 2015/07/17(金) 21:33:55.04 ID:CXn/QX2o0
穂乃果「…はっ!?」パチリ

穂乃果「ふえっ!?…あれ、寝ちゃって…」

橘「はぁ…はぁ…」ベト

穂乃果「純一くん!気がついたんだね!」

橘「ほ、穂乃果さん…僕は…勝ったよ…」

穂乃果「…?純一くん、よだれ垂れてるよ!ほっぺたべたべた!」アハハ

橘「…」ムクッ

穂乃果「もー、ティッシュあげるからふきなよ!」ガサガサ

橘「…」

橘「…うん…」

377: ◆14OmzaYn4c 2015/07/17(金) 21:34:48.03 ID:CXn/QX2o0
橘「でも、僕はなんで教室で膝枕を…?」フキフキ

穂乃果「覚えてないの!?」

橘「夕立が来て…教室で雨宿りしようとして…」ウーン

橘「…教室…」

橘「はっ!!!」ピコーン

穂乃果「!」

橘「オレンジのブラ!」

穂乃果「純一くん!もう一発いっとく!?」グッ

橘「うわぁ!ごめんなさいっ!」バッ

穂乃果「むー…でも教室で着替えてた穂乃果も悪いもんね…許します!」スッ

378: ◆14OmzaYn4c 2015/07/17(金) 21:37:00.93 ID:CXn/QX2o0
橘「穂乃果さんは、なんで着替えを?」

穂乃果「屋上で練習してたら、急に雨降ってきて。びしょびしょになっちゃったからさ!」

橘「だからって何も教室で着替えなくても…」

穂乃果「だって~!みんな帰った後だし、共学だって忘れてたんだよっ!」

橘「まぁ僕としては眼福なんだけどね!」

穂乃果「穂乃果、暴力は嫌いなんだけど、頑張っちゃおっかな!」

橘「ひぃ!ごめんなさい二度と言いません!」

穂乃果「もう…せっかく優しくしてあげたのに…」

橘「あ…ありがとう穂乃果さん」

穂乃果「いいよ、穂乃果が気絶させたんだもん」

379: ◆14OmzaYn4c 2015/07/17(金) 21:37:56.62 ID:CXn/QX2o0
橘「…」

穂乃果「…」

橘「穂乃果さん」

穂乃果「…なに?」

橘「この前は、ごめん」

穂乃果「…この前って?」

橘「え?…校庭から、大声であんなことを…」

穂乃果「…」

380: ◆14OmzaYn4c 2015/07/17(金) 21:39:08.85 ID:CXn/QX2o0
穂乃果「謝っちゃうんだ」ボソッ

橘「?」

穂乃果「いいよ。穂乃果は…ちょっとドキドキしたしね」プイッ

橘「穂乃果さん…」

穂乃果「…」

橘「伝わったかな、僕の気持ち」

穂乃果「…っ」

381: ◆14OmzaYn4c 2015/07/17(金) 21:41:19.76 ID:CXn/QX2o0
穂乃果「…」

橘「…」

穂乃果「…」

橘「…」

穂乃果「…」

橘「ぁ…」

穂乃果「?」

382: ◆14OmzaYn4c 2015/07/17(金) 21:42:06.50 ID:CXn/QX2o0
橘「ぁ、雨!やんだかなーなんて…」

穂乃果「まだ降ってるよ。傘なしじゃ、帰れないね」

橘「そ、そうだね、ははは…」

穂乃果「…」

橘「…」ドッドッ

穂乃果「…純一くんさ」

橘「はい!?」ドキィ

穂乃果「傘、持ってないの?」

橘「う、うん。だから雨宿りしようと思って…」

穂乃果「そ、そうだったね。さっき言ってたもんね…」

383: ◆14OmzaYn4c 2015/07/17(金) 21:42:54.43 ID:CXn/QX2o0
橘「穂乃果さんは、傘持ってないの?」

穂乃果「穂乃果は…」

穂乃果「…」

橘「…?」

穂乃果「…持ってない、よ」

橘「そ、そっか」

穂乃果「うん…」

384: ◆14OmzaYn4c 2015/07/17(金) 21:43:51.59 ID:CXn/QX2o0
橘「…」ドッドッドッ…

穂乃果「…」

ザァァァァァァ…

橘「…」ドッドッ…

橘(さっきから心臓がうるさい)ドッドッドッ…

橘(穂乃果さんに、聞こえるんじゃないか、ってくらい…)

385: ◆14OmzaYn4c 2015/07/17(金) 21:44:51.09 ID:CXn/QX2o0
穂乃果「…」

穂乃果「…」

穂乃果「純一、くん」

橘「ッ…なに?穂乃、果、さん」ドッドッドッ…

386: ◆14OmzaYn4c 2015/07/17(金) 21:45:18.15 ID:CXn/QX2o0
穂乃果「…純一くんはさ」

橘「…」ゴクリ

穂乃果「穂乃果のこと、好き、なんだよね」

橘「…は、はい」ドッドッドッ…

穂乃果「そっ、か…」

387: ◆14OmzaYn4c 2015/07/17(金) 21:46:13.32 ID:CXn/QX2o0
穂乃果「…」

橘「…」スッ

橘(手先が冷たい)グーパーグーパー

橘(冬なのに、変な汗が出てる)

橘「…」

橘「…」

388: ◆14OmzaYn4c 2015/07/17(金) 21:48:05.27 ID:CXn/QX2o0
橘「あの、さ」バクン…バクン…

橘(…?)

橘(なんだ…なにを言う気だ、僕は…)

穂乃果「…ん?」

橘「…穂乃果さんさえよかったら…」バクン…バクン…

橘「その…」

穂乃果「…」

橘「…」

389: ◆14OmzaYn4c 2015/07/17(金) 21:49:09.68 ID:CXn/QX2o0

橘「…キス、してもいいかな」ドキン…

390: ◆14OmzaYn4c 2015/07/17(金) 21:50:38.26 ID:CXn/QX2o0
橘(…)

橘(…)

穂乃果「…」

橘(…ああ)

橘(…)

橘(…)

橘(…僕は何を)

391: ◆14OmzaYn4c 2015/07/17(金) 21:51:30.06 ID:CXn/QX2o0
穂乃果「…ょ」

橘「…え?」

穂乃果「ッ」カァァッ

穂乃果「…ぃぃょ」ポツリ

393: ◆14OmzaYn4c 2015/07/17(金) 21:53:23.44 ID:CXn/QX2o0
橘「あ…」ドキ…

穂乃果「ん…」スッ

橘「…」

橘「…ん」

橘「…」チュ…

穂乃果「ぁ…ん…」チュゥッ

橘「んむ…」チュ

穂乃果「は…ふ…」チュゥゥ

橘「…」ドクン…ドクン…

394: ◆14OmzaYn4c 2015/07/17(金) 21:54:25.90 ID:CXn/QX2o0
橘(ああ…心臓がうるさい…)

橘(けど、これ、なんだか…)

橘(僕だけじゃ…)

ドクン…ドクン…

橘(なら、どこから…)

トクン…トクン…

橘(…)

橘(…あ…)

395: ◆14OmzaYn4c 2015/07/17(金) 21:55:04.32 ID:CXn/QX2o0
穂乃果「…」トクン…トクン…

橘(穂乃果…さん…)ドクン…ドクン…

橘「…」

穂乃果「…」

橘「…ぷはっ」パッ

穂乃果「…ふぁ」パッ

橘「…」

穂乃果「…えへへ」

橘「…ふふっ」

396: ◆14OmzaYn4c 2015/07/17(金) 21:55:37.93 ID:CXn/QX2o0

橘(…)

橘(ああ…)

橘(僕は、今日という日を一生忘れないだろう)

橘(…)

橘(穂乃果さん…)

橘(…)

397: ◆14OmzaYn4c 2015/07/17(金) 21:58:23.30 ID:CXn/QX2o0

穂乃果「しちゃったね、キス…」

橘「うん…幸せ、だったよ」

穂乃果「…穂乃果も」

穂乃果「穂乃果も、幸せだったよっ」ニコッ

橘「っ」ドキ…

橘「…穂乃果さん」

穂乃果「…なに、純一くん」

橘「…穂乃果さん!」

穂乃果「…はい!」

398: ◆14OmzaYn4c 2015/07/17(金) 22:00:20.60 ID:CXn/QX2o0
橘「好きです!僕と、付き合ってくださいっ!」

穂乃果「はいっ!穂乃果も、純一くんが好き!」

橘「あ…」フワッ

穂乃果「ん…」ギュッ

穂乃果「好きだよ、純一くん」

橘「…」ギュゥ

橘「僕も。穂乃果さんが大好きだ」

399: ◆14OmzaYn4c 2015/07/17(金) 22:01:27.09 ID:CXn/QX2o0
穂乃果「えへへ…よろしく、ね?」

橘「こちらこそ」

穂乃果「…ん」スッ

橘「…ん」チュッ

穂乃果「…」プハッ

穂乃果「…大好き」ギュッ

400: ◆14OmzaYn4c 2015/07/17(金) 22:02:07.34 ID:CXn/QX2o0
――――――

橘(気付くと雨は上がっていて、空には虹が出ていた)

橘(外に出て、綺麗だねなんて言いながら帰路についた)

橘(顔を真っ赤にさせて手をつないでくる穂乃果さんを見ていると)

橘(今まで感じたことがない幸せが全身を襲ってきた)

橘(…僕は、穂乃果さんと付き合い始めたんだ)

橘(顔が熱くなるのを、感じた)

401: ◆14OmzaYn4c 2015/07/17(金) 22:09:21.16 ID:CXn/QX2o0
はい!
というわけで、スキルート行きます。

アンケート書き込んでくださった方、ありがとうございました。

今日はここまでです
もうなんか白目むきながら書いてます

ご感想やご意見はいつでもバッチコイなので、
どんどん書き込んでくださるとムチャクソ喜びます。

読んでくださっている方、ありがとうございます。
次回からスキになります。

402: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/17(金) 22:32:16.60 ID:CJ2h8XOAo
今日も今日とてニヤケが止まらない素敵話だった乙
409: ◆14OmzaYn4c 2015/07/18(土) 16:37:46.68 ID:O+EQeFVt0
『一方その頃…』

穂乃果「ふんふんふ~ん♪」

穂乃果(明日は練習もないしー♪純一くんとどこか寄り道して帰ろっかなー♪)

穂乃果(…)

穂乃果(…)スッ

穂乃果「…キス、味はしなかったなぁ」

410: ◆14OmzaYn4c 2015/07/18(土) 16:38:30.44 ID:O+EQeFVt0
穂乃果「…」

穂乃果「…」

穂乃果「…」

穂乃果「…!」ボフン

穂乃果「あわわわわわわ!今穂乃果は一体何を!!!???」

穂乃果「恥ずかしぃぃぃいいいいい!」ゴロンゴロン

411: ◆14OmzaYn4c 2015/07/18(土) 16:40:24.09 ID:O+EQeFVt0
雪穂「お姉ちゃんうるさすぎ…なにやってんの」ガチャ

穂乃果「ゆ、雪穂!な、なんでもないよ!なんでも!」

雪穂「ふーん…私勉強するから、静かにしててよね」バタン

穂乃果「あーはーいごめんねぇー…」フリフリ

穂乃果「…」

穂乃果「…あぁーあ」ゴロン

穂乃果(好きって…)

穂乃果(こんな気持ちなんだ)

穂乃果(ふわふわして、ドキドキして…)

穂乃果(気持ちが通じ合ってるかわかんないときは、切なくて…)

412: ◆14OmzaYn4c 2015/07/18(土) 16:42:11.64 ID:O+EQeFVt0
穂乃果(…)

穂乃果(…)

穂乃果「あっ!!!!」

穂乃果「今なにか…思いついたような…」

穂乃果「…」

穂乃果「ラブソング…」

穂乃果「…」

穂乃果「…うぅーーー!!!!!」

穂乃果「あとちょっとなのにぃ!!!!!」

ユキホ<ウルサイッテバ!

穂乃果「あうう…」

穂乃果「…お風呂はいろ」

413: ◆14OmzaYn4c 2015/07/18(土) 16:44:54.99 ID:O+EQeFVt0
一方その頃を忘れてたんです

次からこそスキに突入します

多分明日か明後日には再開します

書き込み、読んでる方、ありがとうございます。

415: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/18(土) 18:20:48.53 ID:jPPpQB/T0

続きが早く読みたい
416: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/18(土) 18:32:14.74 ID:Cav+N27y0
おつー
同じく続きが待ち遠しい
417: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/18(土) 21:34:43.70 ID:DsSBxjueO
乙です
418: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/19(日) 01:50:35.52 ID:9+2kcFDG0
橘さんすばらっ


元スレ
タイトル:橘純一『Snow halation』
URL:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1436421962/
掲載サイト:SS速報VIP@VIPサービスに投稿されたスレッドの紹介です

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